山の日(祝日)はいつから?由来(理由)や意味は?反対・いらないはなぜ?

山の日(祝日)はいつから?由来(理由)や意味は?反対・いらないはなぜ?

2016年から祝日が増えることになりました。

その祝日の名称は「山の日」です。

国民の祝日が1日増えるのは、1996年に「海の日」が制定されて以来20年ぶりの事だそうです(*_*)

そこで、新たに増える「山の日」について調べてみました。

  • 山の日(祝日)はいつから?由来(理由)や意味は?
  • 山の日(祝日)に反対・いらないとの意見はなぜ?






山の日(祝日)はいつから?由来(理由)や意味は?

祝日・山の日がいつから実施されるかですが、2016年からです。日付は8月11日。

曜日が月曜日と指定されている「ハッピーマンデー法」の対象ではないので、山の日が日曜日になった場合は翌日が振替休日となります。

ちなみにこの先、山の日が日曜日になるのは2019年・2024年・2030年…と続きます。

山の日の意味はは「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」という日です。

制定の発端は2009年頃に山岳5団体が立ち上げた「山の日制定協議会」が始まりです。

山岳5団体とは
・日本山岳会
・日本山岳協会
・日本勤労者山岳連盟
・日本山岳ガイド協会
・日本ヒマラヤン・アドベンチャー・トラスト
の事をいいます。

この5団体が「日本の文化や日本人の生活には『山』が密着に結びついている。その山に皆で接して感謝出来る日を作り、美しい自然を後世にも残そう」という事で、山の日について協議が始まりました。

2013年に国会議員で「山の日制定議員連盟」が作られ、本格的に祝日制定に向けて話し合いを進めました。

山の日の日程に関して、当初は山開きでもある6月の第一日曜日にしようという案がありました。

しかし、祝日を日曜日に制定するのも変ではないかという意見や、6月ではまだ雪が残っている山もあるのでふさわしくないなどの意見があり8月に変更されました。

お盆の期間に帰郷する人も多く、その際に地元の山へ目を向けてもらおうと「8月12日」という案が有力でした。

ただ、8月12日というのは1985年に日航ジャンボ機墜落事故が起こった日でもあります。

墜落したのが山の中であるという事実や、また遺族への配慮もあって最終的には8月11日が山の日となりました。

山の日 祝日 いつから 由来

山の日が8月11日になった理由をまとめると

・山登りのシーズンでもあること
・(お盆休みが近いので)企業への影響が比較的少ない
・長めのお盆休みをとってもらう事で、経済効果への期待

 
ということになります。
 

やはり海と山はセットのようなものなので、「海の日」があるのだから「山の日」も作ろうという動きは、ごく自然な流れなのかもしれませんね。

山の日(祝日)に反対・いらないとの意見はなぜ?

山の日が出来るまでの背景は先ほど紹介した通りですが、まだ「山の日に反対!」「山の日はいらない!」と反対する意見があるのも事実です。

前衆議院議員で次世代の党所属の田沼たかしさんは、山の日制定に反対する為にたった一人で立ち向かったと言われています。

田沼たかしさんが言う反対意見としては

・海の日を作ったから山の日を作る、というのは安易な考えである
・今ある祝日のほとんどが単なる休日になっていて、山の日もお祝いする気持ちが伴わなければ祝日にする意味がない
・新しい祝日を制定するよりも、今ある祝日が「国民の連帯感を確認する」という祝日本来の目的を果たしているのか見直すべきである

 

などといったものでした。

確かに自然に感謝するという意味では、森の日・川の日などこれからたくさん候補が出てきそうな気がしますね。

そもそも祝日が増えること自体に反対する意見もあるようです。

祝日が増える事で連休が長くなり、観光や行楽へ出かけるようになるのも確かです。

しかし、そうする人が増えることによって道路や交通機関は大渋滞、着いた先も大行列、人が多すぎて身動きが取れず…なんてことになったら、せっかくの休日もリフレッシュするどころか逆に疲れが溜まってしまいます。

経済効果を期待してお盆期間に近づけた「山の日」ですが、混雑を避けたいと思う人が増えるほど8月11日という日程が逆効果になるのではとの意見もあります。

また主に平日稼働している企業にとっては、曜日が固定されていない祝日が増える事で作業効率が下がってしまうのではという懸念もあるようです。

山の日が制定されたことによって、祝日がないのは6月のみとなりました。

いずれは「6月だけ祝日がないのは変だ」という意見も出てきそうな予感がしますが。。。
 

以上、今回は

  • 山の日(祝日)はいつから?由来(理由)や意味は?
  • 山の日(祝日)に反対・いらないとの意見はなぜ?

について紹介しました。




最後までお読み頂いてありがとうございました。

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1件のコメントがあります

  1. よう より:

    はっきり言って、私も「山の日」は一切不要です。
    子供たちは夏休みで関係ないし、サービス業や介護業界はそんな日でも仕事が休めない。
    一番喜んでいるのは、町医者ぐらいか。「山の日」を機に、その日から約1週間休診するもんだから、急な病気やけがをしたら、それこそ困ります。
    そもそもそんなに祝日がいるのでしょうか?
    今上天皇の生前退位が騒がれていますが、それこそ天皇誕生日は不要ではないでしょうか。
    昭和天皇の誕生日の「昭和の日」こそ平日に戻してもいいでしょう

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