ドゥラメンテ産駒の特徴と評判まとめ!2020年注目や期待馬の2歳を紹介!

2020年のJRA 2歳新馬戦が始まりました~!

毎年この時期になると、初めてレースに産駒を送り出すニューフェイスのお父さん馬の話題で持ちきりとなります。

そんななか、ひときわ注目を集める新種牡馬のドゥラメンテ産駒について検証してみました。

ドゥラメンテが種牡馬デビューしたのは、2018年のこと。

その年に種付けされ生まれた子供たちの産駒登録数は、なんと189頭!

もちろんトップの数です。

日本競馬の技術と粋を集めた、最高級の競走馬だったドゥラメンテ。

母方の血統をさかのぼると、母娘3代までG1を勝っているという超良血です。

ここには日本が誇るサラブレッド生産軍団・社台グループの血が、脈々と受け継がれています。

日本のみならず、世界中のホースマンが熱い視線を注ぐ新種牡馬ドゥラメンテ。

その産駒たちの特徴や評判、そして注目の期待馬などを紹介したいと思います!

この記事では、

・ドゥラメンテ産駒の特徴
・ドゥラメンテ産駒の評判
・ドゥラメンテ産駒一覧
・2020年注目のドゥラメンテ産駒

について紹介しています。


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目次

ドゥラメンテ産駒の特徴

ドゥラメンテは2012年父キングカメハメハ、母アドマイヤグルーヴの間に生まれました。

キングカメハメハ
キングカメハメハ

アドマイヤグルーヴ
アドマイヤグルーヴ

実はドゥラメンテ、現役時代には9戦しかレースに出走していません。

ところがそのレースすべてが、観客の度肝を抜くようなものでした。

初めてのG1勝利となった皐月賞では、スタートしてからずっとインコースを進んでいました。

ところが、4コーナーを向いた途端まるで芝の上を滑るようにするすると馬群の外へ。

距離ロスがあったにもかかわらず、異次元の末脚で他の馬たちを並ぶ間もなく差しきり。

ドゥラメンテG1初勝利となった皐月賞のレース動画(2015年4月19日)

続く日本ダービーでも断然の一番人気におされ、きっちりと勝利。

ドゥラメンテ優勝の日本ダービーレースの動画(2015年5月31日)

そればかりか、父キングカメハメハが残したタイムをしのぐ2分23秒2というレースレコードを樹立しました!

ドゥラメンテの生涯戦績は、9戦して5勝2着4回です。

ドゥラメンテの生涯戦績

・2014年10月12日【2歳新馬】東京・芝1800m 2着
・2014年11月8日 【2歳未勝利】東京・芝1800m 1着
・2015年2月1日 【セントポーリア賞】東京・芝1800m 1着
・2015年2月15日 【共同通信杯】G3 東京・芝1800m 2着
・2015年4月19日 【皐月賞】G1 中山・芝2000m 1着
・2015年5月31日 【東京優駿】G1 東京・芝2400m 1着
・2016年2月28日 【中山記念】G2 中山・芝1800m 1着
・2016年3月26日 【ドバイシーマクラシッ】G1 アラブ首長国連邦・芝2410m 2着
・2016年6月26日 【宝塚記念】G1 阪神・芝2200m 2着

つまり、2着を外したことがないという恐ろしいほどの成績です。

勝利はすべて、1800m以上のレースで挙げられました。

中でも2000mの皐月賞2400mの日本ダービーでの圧巻のレースぶりから、中距離を得意としていたことがわかります。

乾いた良馬場でのレースが向いていますが、渋った馬場もこなす器用さも持っていました。

ここでドゥラメンテ産駒の特徴を考えてみましょう。

気性が荒い?

ドゥラメンテの母方には、サンデーサイレンスの血が入っています。

日本のサラブレッド生産を完全に変えたサンデーサイレンスは、気性の荒さでも有名でした。

ドゥラメンテも、あふれるほどのやる気をみなぎらせてレースに向かう姿が印象的でしたね。

産駒にもそういった激しい気性が、受け継がれることも考えられます。

仕上がりがゆっくり?

祖母エアグルーヴの一族は、競走馬としての本格化が遅めだという特徴があります

それはエアグルーヴに流れる、トニービンの血が影響していると言われています。

しかし成長がゆっくりなぶん、息長く活躍できる仔が多く産まれるのではないでしょうか。

適正距離は?

これまで産まれたドゥラメンテ産駒は、手足や胴が長めの仔が多いようです。

ドゥラメンテ自身跳びが大きく、広い東京コースをもっとも得意とするようでした。

それに加えて、ものすごい瞬発力もあったドゥラメンテ。

『ガタイが大きく、しかもキレのある動きができること』が産駒に受け継がれれば、2000m程度を中心としたレースが合っていると思われます。

芝とダートどちらが向いている?

地方・浦和競馬でドリームチャレンジを勝ち上がったトーセンウォーリアは、ドゥラメンテ産駒のなかでもダートで強さを見せました。

配合の結果かもしれませんが、レースぶりを見る限りダートもいけるようです。

ただJRAでの勝ち馬第一号となったアスコルターレの豊かなスピードを見ると、やはり芝向きだと思います。

すでに何頭かのドゥラメンテ産駒は、中央・地方競馬でデビュー済み。



ドゥラメンテ産駒の評判は?

実際にレースを走った産駒を見た人たちからは、こんな評判が聞かれます。

ドゥラメンテ似の産駒が多い?

走りが素軽い産駒が多いとのことです。

パワフルでしかも柔らかい身のこなしは、ドゥラメンテの特徴。

その良さが受け継がれ、雰囲気のある子供たちが多いということです。

クラシック向き?

ドゥラメンテの父方も母方も、芝の中距離を得意とする血統です。

同年代のライバル種牡馬モーリスと比べても、芝の中距離適性が高いと言えますね。

この点から、クラシック向きの逸材が多く出るのでは?と期待されています。


ドゥラメンテ産駒一覧

ドゥラメンテ産駒をデビュー予定年でまとめました。

2020年デビュー(予定)産駒

・アスコルターレ(牡) 

母アスコルティ
1戦1勝

・トーセンウォーリア(牡)


母アンズチャン
3戦1勝(地方)

 

・セイウンブリスク(牡)


母フィールグリュック
1戦0勝

 

・スワーヴエルメ(牡)


母アイムユアーズ

 

・キングストンボーイ(牡)
母ダイワパッション
→半兄エポカドーロは’18皐月賞勝ち馬

 

・ダノンジェネラル(牡)
母ペルヴィアンリリー

 

・アディラータメンテ(牡)
アディラータメンテ

母ルモスティ

 

・バーデンヴァイラー(牡)
バーデンヴァイラー

母ヴィートマルシェ

 

・クリーンスイープ(牝)
クリーンスイープ

母スイープトウショウ
→母はG1を3勝した名牝

 

・アオイシチフク(牝)
母マダムチェロキー
→半兄ホッコータルマエは’14 JRA最優秀ダートホースを受賞

 

・ヴィアメディチの2018(牝)
母ヴィアメディチ
→半兄アドマイヤマーズは’19香港マイル勝ち馬

 

など

2021年デビュー予定産駒

・ウォッチハーの2019(牡)

・カワカミプリンセスの2019(牡)
→母は’06オークス・秋華賞を連勝

・テイエムオーシャンの2019(牡)
→母はG1を3勝した名牝

・ヒストリックスターの2019(牡)
→半姉ハープスターは’13阪神ジュベナイルF、’14桜花賞の勝ち馬

・オメガスピリットの2019(牝)
→半姉ヌーヴォレコルトは’14オークスの勝ち馬

・ベルアリュールⅡの2019(牝)
→半姉アドマイヤリードは’17ヴィクトリアマイルの勝ち馬

 

など

2020年注目のドゥラメンテ産駒は?

私が注目している2020年のドゥラメンテ産駒を紹介します!

スワーヴエルメ(牡)


まずは、ドゥラメンテを育て上げた堀宣行(美浦)厩舎に入厩したスワーヴエルメです。

動きの良さや仕上がりの早さなど前評判が高く、大きな期待がかかります。

血統的に見ても、スワーヴエルメはkingmamboとサンデーサイレンスのクロスを持っています。

強い底力を秘めている証です。

また爆発力もあわせ持っているはずで、実戦向けの配合だと思います。

母アイムユアーズは、自身も重賞を3つも勝った実力馬。

偉大なダイナカールの血が重ねられ、さらに奥深いものとなりました。

調教も順調な様子。

かなり期待値が上がる一頭です。

キングストンボーイ(牡)


名門・藤沢和雄(美浦)調教師に託された良血馬。

母ダイワパッションは2歳時にフェアリーSを、3歳春にはフィリーズレビューを勝ちました。

仕上がりの早さが自慢のお母さんです。

半兄エポカドーロは稍重の皐月賞を勝ち、力のいる馬場も苦手ではありません。

これは、アメリカで活躍した母父フォーティーナイナーの特徴が出ていると考えられます。

キングストンボーイにも母の特徴が受け継がれれば、洋芝コースもこなすパワー型になるかもしれません。

クリーンスイープ(牝)


牝馬では、やはりこの馬を取り上げないわけにはいきません。

母スイープトウショウは、強烈な末脚を武器にG1を3勝した名牝。

その現役時代の印象は、まだ薄れていません。

その母の面影をやどすこの馬が、デビューを控えています。

育成牧場からも、「モッサリしていたがしっかり脚を使えるようになってきた」との評判が。

皮膚が薄く、柔軟性に富んだ筋肉の持ち主だとのこと。

ただ、血統的に少し気性が荒いかも…?という不安は残ります。

そのエネルギーをレースに昇華できれば、強さに変えられるはずです。

名前の意味は、「圧倒的な勝利」。

東京競馬場で、コースの真ん中を駆け上がってくる姿を見たいですね。

ドゥラメンテ産駒の特徴と評判!まとめ

新種牡馬ドゥラメンテの産駒の特徴と評判をまとめます。

・中距離の芝のレースが得意そう

・動きが素軽く、身のこなしが柔らかい産駒が多い

・ダートで勝ち上がった産駒もおり、器用さもありそう

・じっくりと成長するタイプが多いと考えられる

・仕上がりに時間がかかるぶん、活躍する期間も長くなりそう

ドゥラメンテは現役のとき、ケガがなければ三冠馬になっていただろうと言われています。

ターフに無念を残し引退したドゥラメンテ。

彼の思いを継ぐ産駒たちの、競馬界を席巻するような活躍に期待します。


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