描きやすい青いキャラは?スライム・ドラえもんなど人気キャラの選び方

結論:まず描くなら丸い形の青キャラがおすすめ

青いキャラクターを描いてみたいけれど、むずかしそうだと感じている方は多いのではないでしょうか。結論からお伝えすると、最初に描くなら「丸い形」を中心にした青いキャラクターがおすすめです。

丸は、鉛筆やペンをくるっと動かすだけで形がとれる、とても描きやすい形です。丸をいくつか組み合わせるだけで顔や体ができるキャラクターなら、イラストが初めての方やお子さんでも進めやすいといえます。

この記事では、スライム、ドラえもん、ポッチャマなどの人気の青いキャラクターを、描きやすさの順に紹介します。あわせて、丸や三角といった基本の形で描くコツと、青色をきれいに塗るポイントもまとめました。

保育や工作の時間、おうちでのお絵かきなど、さまざまな場面で真似しやすいように、できるだけやさしい言葉で説明していきます。気になるキャラクターから、気軽に読み進めてください。

青という色は、空や海を思わせる落ち着いた印象があり、白や黄色、赤といった色とも組み合わせやすい色です。キャラクターの体の色として使われることが多いのも、画面の中で目立ちやすく、特徴を伝えやすいからだと考えられます。

用意するものは、特別なものではありません。鉛筆(2BやBなど、やわらかめのもの)、消しゴム、紙があれば、下描きまではすぐに始められます。色を塗りたい場合は、色鉛筆やクレヨン、水性ペンなど、手元にあるもので十分です。

所要時間の目安は、超かんたんなキャラクターで10分前後、ふつうの難易度のキャラクターでも30分ほどです。慣れないうちは時間がかかって当然なので、タイマーを気にせず、ゆっくり楽しむくらいの気持ちで取り組むのがおすすめです。

なお、ここで紹介するキャラクターは、それぞれ権利を持つ会社や作者がいます。自分で描いて楽しんだり、家庭や教室で飾ったりする範囲で楽しみ、販売や配布などに使う場合は、各キャラクターの利用ルールを確認するようにしましょう。

描きやすい青キャラの共通点は「丸・少ないパーツ・少ない色数」

描きやすい青いキャラクターには、いくつかの共通点があります。大きく分けると、丸い形、パーツの少なさ、色数の少なさの3つです。

まず「丸い形」についてです。顔や体の輪郭が丸や楕円でできていると、細かい角度や長さをそろえる必要がありません。多少ゆがんでも、かわいらしい味わいとして受け取ってもらえることが多いのも、丸の良いところです。

次に「パーツの少なさ」です。目、口、手、足といったパーツが少ないほど、描く順番や位置で迷う場面が減ります。パーツが多いキャラクターは、どうしても途中で「次はどこだったかな」と手が止まりやすくなります。

最後に「色数の少なさ」です。青と白、それにアクセントの1色ほどで完成するキャラクターは、塗る作業も短く済みます。色を選ぶ時間が少ないので、お子さんが集中力を保ちやすいという声もあります。

  • 輪郭が丸や楕円など、ひと筆で描ける形である
  • 目や口などのパーツが少なく、位置を決めやすい
  • 使う色が青、白、黒など数色におさまる
  • 特徴がひと目でわかり、細かい模様が少ない

これらの条件がそろうほど、初めての方でも描き上げやすくなります。逆にいえば、気になるキャラクターが少し複雑に見えても、丸いパーツに分けて考えれば、ぐっと取り組みやすくなります。

たとえば、鎧や細かい装飾をまとったキャラクターは、線の数が多く、左右の対称も意識する必要があるため、慣れるまで時間がかかりがちです。一方、体がひとつの丸に近いキャラクターは、輪郭を描いた時点で、完成の半分近くまで進んだような気分になれます。

違いをわかりやすく並べると、次のようになります。

見るポイント 描きやすいタイプ 時間がかかりやすいタイプ
輪郭 丸、楕円、しずく形 角ばった形、複雑な凹凸
パーツ数 目と口など3〜5個ほど 装飾や小物が10個以上
色数 青、白、黒の2〜3色 5色以上、グラデーションが多い
模様 ほとんどない、または単純 細かい柄、毛並みが多い

描きたいキャラクターが決まったら、描き始める前に、この表の項目をひとつずつ頭の中で確かめてみてください。「輪郭は丸いかな」「パーツは数えられる数かな」と見ていくだけで、どこから手をつければよいかが整理されます。

3分ほどキャラクターの絵をじっくり眺めて、丸や楕円に見える部分を指でなぞってみる方法もあります。紙に描く前の準備運動になり、あとで形をとるときに迷いにくくなるでしょう。

POINT 描きやすさの目安は「丸い輪郭」「パーツが少ない」「色数が少ない」の3つです。この3つを基準にキャラクターを選ぶと、迷いにくくなります。

最初の1体におすすめなのはスライムとドラえもん

最初の1体として特におすすめなのが、スライムとドラえもんです。どちらも多くの方が知っていて、形のイメージを思い浮かべやすいキャラクターです。

スライムは、しずくのような形に、目と口をつけるだけで完成します。使う線の数がとても少ないので、鉛筆を持つのが久しぶりという方でも、短い時間で形にできます。

ドラえもんは、大きな丸い顔と、丸みのある体の組み合わせで成り立っています。パーツは少し増えますが、どれも丸や楕円で表せるため、順番に重ねていけば描き進められます。

知っているキャラクターを選ぶと、「こんな顔だったな」と頭の中のイメージをたどれるので、描くこと自体が楽しくなりやすいのも利点です。お子さんと一緒に描くときは、「どっちから描いてみたい?」と聞いてみるのも良いでしょう。

2体を比べると、スライムは「1つの形に表情をのせる」練習、ドラえもんは「複数の丸を組み合わせる」練習に向いています。まずスライムで線を引くことに慣れ、次にドラえもんで丸の組み合わせに進むと、無理のない流れで上達を実感できます。

お手本を見ながら描くときは、キャラクターの画像や絵本を横に置き、全体の形を見てから描き始めましょう。目の前の細かい部分ばかり見ていると、全体のバランスが取りにくくなるためです。

はじめから完璧に似せようとしなくて大丈夫です。少し形が違っても、自分らしいスライムやドラえもんが生まれるのは、手描きの楽しさのひとつです。何枚か描くうちに、線の迷いが少なくなっていくのを感じられるはずです。

次の章では、この2体を含めた9体のキャラクターを、描きやすさの順に整理して紹介します。

難易度別に見る描きやすい青いキャラクター

難易度別に見る描きやすい青いキャラクター

ここからは、描きやすい青いキャラクターを「超かんたん」「かんたん」「ふつう」の3段階に分けて紹介します。難易度は、丸などの基本形でとらえやすいか、パーツがいくつあるかを目安にした、あくまで一つの考え方です。

人によって得意な形や感じ方は違うため、「ふつう」に分類したキャラクターが描きやすいという方もいるはずです。順番にこだわらず、気に入ったキャラクターから挑戦してみてください。

まずは、全体を見渡せる一覧表をご覧ください。

難易度 キャラクター 基本になる形 パーツの目安
超かんたん スライム しずく形 目と口のみ
超かんたん ハチワレ 丸と小さな三角 耳、目、口、体
超かんたん ぼのぼの 丸い頭と楕円の体 目、鼻、手
かんたん ドラえもん 大きな丸と楕円 顔、鼻、ひげ、鈴など
かんたん ポッチャマ 丸い体と小さなくちばし 顔、くちばし、羽、足
かんたん ハンギョドン 丸みのある顔と体 顔、唇、ひれ、手足
ふつう スティッチ 丸い顔と大きな耳 耳、目、鼻、模様、手足
ふつう スマーフ 丸い頭と小さな体 帽子、顔、服、手足
ふつう クッキーモンスター 大きな丸い体 目、口、毛並み、手

表のとおり、どのキャラクターも土台は丸や楕円です。違いは、その上にのせるパーツの数と細かさにあります。

各キャラクターを描くときは、まず「いちばん大きな丸」を探すことから始めるのがおすすめです。それが決まれば、残りは小さなパーツを順番に置いていく作業になり、全体の見通しが立てやすくなります。

以下では、それぞれのキャラクターについて、描き始めの形、パーツの置き方、つまずきやすい点を紹介します。気になる箇所だけ拾い読みしても役立つように、各キャラクターごとに独立した説明にしています。

超かんたん:スライム、ハチワレ、ぼのぼの

超かんたんなグループは、形がシンプルで、数本の線で特徴をとらえられるキャラクターです。はじめの一歩にぴったりです。

スライムは、ゲームに登場する定番の青いキャラクターとして広く親しまれています。下がふくらんだしずくの形を描き、目と口を入れるだけで、それらしく仕上がります。

スライムを描くときは、頭の先を少しだけとがらせるのがポイントです。そこがアクセントになり、ぐっとスライムらしくなります。目は縦長の楕円にすると、表情がやわらかく見えます。

口は大きく開いた笑顔にすることが多いですが、小さな線でにっこりさせても素敵です。同じ形でも、目や口を変えると、元気な子、眠そうな子など、いろいろな表情を楽しめます。

つまずきやすいのは、下側のふくらみが小さくなって、しずくというより三角に見えてしまうことです。底の部分は地面にぺたっと座るイメージで、横に広めに描くと、どっしりした安定感が出ます。

慣れてきたら、頭の上に小さなハイライトを白く残したり、足元に薄い影を入れたりしてみましょう。それだけで、紙の上にちょこんと座っているような雰囲気が生まれます。

ハチワレは、丸みのある顔と体が特徴のキャラクターです。頭の青い部分と白い部分が分かれているのが目印で、色の塗り分けも比較的わかりやすい構成です。

描くときは、まずゆるやかな丸で頭と体を描き、その上に小さな三角の耳をのせます。顔のパーツは少なく、目と口を小さめに置くと、やさしい雰囲気に近づきます。

頭の模様は、中心から左右に分ける意識で線を入れると整えやすくなります。最初はおおまかな分け目で十分なので、気楽に描き進めてみてください。

耳の位置は、頭の丸の左上と右上あたりに置くとバランスがとれます。左右の高さがそろわないときは、頭の中心に縦線を薄く引いて、その線から同じ距離になるように耳を置くと整います。

塗るときは、白い部分を紙の色のまま残す方法があります。白を塗らずに残すと、色を使う作業が減り、青の部分だけに集中できるので、小さなお子さんにも取り組みやすくなります。

ぼのぼのは、のんびりした表情が魅力のキャラクターです。青みがかった体の色で知られ、丸い頭と、ふっくらした体のラインで表せます。

顔は、小さな点の目と、中央にある鼻を描くだけでも雰囲気が出ます。パーツの位置を少し下げ気味にすると、ぼんやりとやさしい印象になるという声があります。

体は大きな楕円で描き、手を小さな丸でつけると形がまとまります。線の強弱をつけすぎず、おだやかな線で描くと、キャラクターの空気感に近づきやすいでしょう。

このキャラクターは、パーツが少ないぶん、ひとつひとつの位置が印象を左右します。目の間隔を広めにするか、せまめにするかで、表情がずいぶん変わるので、小さな紙に何パターンか描いて比べてみるのもおすすめです。

この3体を描いてみて、「丸を描く」「パーツを置く」「色を塗る」の3工程に慣れたら、次のグループに進む準備はできています。焦らず、気に入った1体を繰り返し描くのも、上達への近道です。

かんたん:ドラえもん、ポッチャマ、ハンギョドン

かんたんなグループは、丸が中心でありながら、パーツが少し増えるキャラクターです。超かんたんのキャラクターに慣れてきたら、次の一歩として挑戦しやすい段階です。

ドラえもんは、大きな丸い顔が最大の特徴です。まず大きな円を描き、その中に、白い顔の部分となる少し小さな円を重ねると、全体のバランスをとりやすくなります。

目は、顔の上のほうに2つの縦長の丸を並べて描きます。鼻は赤い丸を中央に置き、そこから口に向かって線を下ろすと、ドラえもんらしい顔立ちになります。

ひげや口の線は、中心から外へ向かって描くと、左右の形がそろいやすいです。体は、顔の下に丸みのある楕円を描き、お腹の白い丸を重ねれば、全体がまとまります。

首元の赤い首輪と、黄色い鈴を加えると、一気に完成度が上がります。細かい部分は後から足せるので、まずは大きな形を整えることを優先してみましょう。

つまずきやすいのは、顔の白い部分の形です。完全な丸ではなく、下側が少し広がった形になるため、最初は大きめの丸を描き、下の左右を少し広げるように線を整えると、近づけやすくなります。

手は小さな白い丸で表します。指を細かく描かなくても、丸い手の形だけでキャラクターらしさは十分に伝わります。足は、体の下に平たい楕円を2つ置くと、安定感のある立ち姿になります。

ポッチャマは、青い体にくちばしが特徴の、ペンギンをモチーフにしたキャラクターです。頭と体がつながったような丸みのある形でとらえると、描きやすくなります。

最初に大きめの丸を描き、その下半分あたりに、白っぽいお腹の部分を重ねます。くちばしは、顔の中央に小さな三角に近い形を置くと、バランスがとれます。

羽は、体の左右に小さな楕円をつけるだけで表せます。足も短い形で十分なので、細かく描き込みすぎないことが、かわいく見せる近道です。

目は、くちばしの上の左右に小さく置きます。大きくしすぎると印象が変わるので、最初は小さめに描き、あとから足りなければ少しだけ描き足す、という流れが安心です。

頭の上にある飾りのような部分は、簡単な曲線で表現できます。細かい形にこだわるより、全体のシルエットが丸くまとまっているかを、少し離れて見て確かめてみましょう。

ハンギョドンは、魚のような顔立ちが個性的な青いキャラクターです。丸みのある大きな顔に、ぷっくりした唇があり、特徴をとらえやすい見た目をしています。

顔は横に広めの丸を描き、目を左右に離して置くと、雰囲気が出ます。唇は、顔の下のほうにふくらんだ形で描くと、ぐっと近づきます。

頭の上や横にあるひれは、三角や波のような線で表現できます。最初は簡単な形でかまわないので、全体のシルエットをつかむことを目指してみてください。

唇を描くときは、横長の楕円を先に置いて、その中に小さな線で境目を入れると形がとりやすくなります。ふくらみを強調したいときは、上唇と下唇の間の線を少し深めに入れるとよいでしょう。

この3体は、似たような「丸い顔」でも、パーツの置き方で印象が大きく変わることを実感できるグループです。見比べながら描くと、丸の位置や大きさの違いに気づけて、観察する目も育ちます。

POINT 「かんたん」のキャラクターは、先に大きな丸で全体のバランスを決めてから、小さなパーツを足していくと進めやすくなります。

ふつう:スティッチ、スマーフ、クッキーモンスター

ふつうのグループは、特徴的なパーツや模様が多く、少しだけ観察力が必要なキャラクターです。とはいえ、丸や楕円に分けて考えれば、むずかしすぎることはありません。

スティッチは、大きな耳と丸い目が目を引く青いキャラクターです。耳の形や、頭のまわりの模様が少し複雑に感じられるかもしれません。

描くときは、まず丸い頭を描き、左右に大きな耳をつけます。耳は縦に長い楕円を少し外側へ広げるように描き、先端を丸くするのがコツです。

目は黒く大きな丸で表し、位置を少し離して置きます。内側の濃い青の部分は、後から色を重ねるつもりで、最初は薄い下描きにとどめておくと整えやすくなります。

鼻は顔の中央よりやや下に、小さな黒い楕円で置きます。口は鼻から下へ向けて、ゆるやかな曲線を描くと表情が出ます。口を大きく開けた笑顔にすると、元気な雰囲気になります。

耳の内側の色は、外側より少し濃い青やくすんだ色にすると、立体感が出ます。耳が大きいぶん、紙の端に収まらなくなりがちなので、最初に頭を紙の中央よりやや下に置くと、全体が入りやすくなります。

スマーフは、青い肌に白い帽子というシンプルな配色が特徴です。色数が少ないので、実は塗りやすいキャラクターともいえます。

頭は丸く、帽子は丸みのある三角のような形で、頭の上にのせるように描きます。帽子の先が少し曲がっていると、らしさが出ます。

体は小さめに描くと、頭が大きく見えて全体がかわいらしくまとまります。手足の細かい形にこだわらず、丸みのある線で描いてみてください。

帽子と顔の境目は、帽子のふちを頭の丸にそわせるように曲線で引くと自然に見えます。帽子が頭から浮いているように見えるときは、ふちの線を少しだけ下げて、頭を包み込むような位置に直してみましょう。

白い帽子や服は、紙の白を残すと塗る手間が省けます。そのうえで、帽子の縁に薄い灰色や薄い青で軽く影を足すと、白い部分の存在感が出て、立体的に見えます。

クッキーモンスターは、ふさふさした毛並みと、大きな目が印象的なキャラクターです。毛の表現が加わるぶん、少しだけ手数が増えます。

まず大きな丸で体の輪郭を取り、目を2つ並べます。目は白い丸の中に黒い丸を入れる形で、少し離して置くと表情がつくりやすいです。

毛並みは、輪郭の外側に短い線を細かくつけていくと表現できます。全部を丁寧に描かなくても、ところどころに毛先を足すだけで、ふわふわした雰囲気が伝わります。

口は大きく開いた形にして、中を暗めの色で塗ると、メリハリがつきます。難しく感じたら、毛並みを省いてなめらかな輪郭で描いてみるのも一つの方法です。

毛の線を描くときは、同じ方向にそろえすぎず、少しずつ角度を変えると自然に見えます。手首を動かして短くはらうように線を引くと、勢いのある毛先になりやすいです。

目の白い部分は、はみ出さないように、先に黒目の位置を決めてから白目の丸を描くと、バランスを取りやすくなります。大きな目がそろうと、一気にキャラクターらしさが増すので、ここは時間をかけてもよい部分です。

このグループは、うまく描けなくても気にしすぎないことが大切です。パーツを一度に全部描こうとせず、今日は輪郭と目まで、次の日に模様と色、というように、日を分けて進めても楽しめます。

青いキャラクターをきれいに描くコツ

青いキャラクターをきれいに描くコツ

ここでは、どのキャラクターにも使える、描き方と塗り方のコツを紹介します。特別な技術は必要なく、順番と考え方を少し意識するだけで取り入れられます。

大切なのは、いきなり細部から描き始めず、大きな形から小さな形へ進めることです。この流れを守ると、途中でバランスが崩れにくくなります。

お子さんと一緒に描く場面でも、「まず大きな丸から描こうね」と声をかけるだけで、進め方がわかりやすくなります。ぜひ試してみてください。

道具の選び方にも、少しだけ触れておきます。下描きには、やわらかめの鉛筆(2BからB程度)が扱いやすく、消しゴムで消したあとも紙に跡が残りにくいといわれています。固すぎる芯は、紙にへこみが残りやすいので、注意しましょう。

色を塗る道具ごとの特徴を、簡単にまとめます。

道具 向いている場面 気をつけたい点
色鉛筆 濃淡を少しずつ重ねたいとき 広い面は時間がかかる
クレヨン お子さんと大きく塗りたいとき 細かい部分ははみ出しやすい
水性ペン はっきりした色で塗りたいとき 重ね塗りで色が濃くなりすぎやすい
絵の具 なめらかに広く塗りたいとき 水の量で色の濃さが変わる

どの道具でも、最初は小さな紙に試し塗りをしてから、本番の絵に取りかかると安心です。青は、道具や紙によって見え方が大きく変わる色なので、試し塗りで確かめておくと、失敗が減ります。

輪郭は丸と楕円から始める

キャラクターを描くときは、まず輪郭を丸と楕円でとらえることから始めましょう。顔は丸、体は楕円、というように、大まかに置いていくイメージです。

最初の線は、うすく軽い力で描くのがポイントです。濃く描いてしまうと、あとで直したいときに消しにくくなります。

丸がうまく描けないときは、ゆっくり描こうとするよりも、勢いよく何度かなぞるほうが形がとれることがあります。きれいな丸にならなくても、線が重なったところが自然な丸みになるので、心配はいりません。

三角や四角が必要な部分も、基本の流れは同じです。耳やくちばし、帽子などは、丸の上に小さな三角を重ねるつもりで置いてみてください。

描き進める順番の一例を、次にまとめます。

  1. 顔や体の大きな丸、楕円をうすく描く
  2. 耳やくちばしなど、大きめのパーツの位置を決める
  3. 目や口など、顔のパーツをバランスを見ながら置く
  4. 全体を見て、整えたい線をなぞってはっきりさせる
  5. 下描きの線を消して、色を塗る準備をする

この順番に慣れると、どのキャラクターでも迷わず進められるようになります。途中で形が気になったときも、前の手順に戻って直せば大丈夫です。

目の位置に迷ったら、顔の丸の真ん中に横線を引いてみましょう。目をその線のあたりに置くと、バランスがとれやすいという考え方があります。

左右対称にしたいパーツは、顔の中心に縦線を薄く引いておくと、そろえやすくなります。この縦線と横線の十字は「補助線」と呼ばれ、イラストを描く人が広く使っている方法です。

形がゆがんだと感じたときは、紙を裏返して光に透かしたり、鏡に映したりして見ると、左右のずれに気づきやすくなります。スマートフォンで撮影して、画面で見直す方法もあります。

よくあるつまずきと、その対処を表にまとめました。

つまずき 考えられる原因 試してみたい対処
顔が左右でゆがむ 中心の目安がない 縦の補助線を薄く引く
体が小さくなる 顔から先に大きく描いた 全体の枠を先に決める
目が離れすぎる 顔の幅を意識していない 顔の丸を3等分して目の位置を決める
線がガタガタする ゆっくり描きすぎている 肩の力を抜いて軽い力で何度かなぞる

最初から濃い線で描き始めると、直しにくくなります。まずはうすい線で形を探る、というつもりで取り組んでみてください。

練習のしかたとしては、同じキャラクターを3回続けて描く方法があります。1回目は形を探り、2回目は位置を整え、3回目で仕上げる、と役割を決めると、同じ絵でも少しずつ納得のいく形に近づいていきます。

青の濃淡で影をつけると立体感が出る

輪郭ができたら、次は色を塗ります。青いキャラクターは、同じ青でも濃い青と薄い青を使い分けると、ぐっと立体的に見えます。

まず全体を、いちばん基本となる青でむらなく塗ります。このとき、色鉛筆やクレヨンなら一方向に動かし、絵の具なら水の量をそろえると、きれいに仕上がりやすいといわれています。

次に、影になる部分に、少し濃い青を重ねます。影は、光が当たる側の反対、つまり体の下や横にそえるように入れると、自然に見えます。

丸い形のキャラクターは、丸の下側に細い三日月のような影をつけるだけで、ふっくらした印象が生まれます。大きく塗りすぎず、薄く重ねるほうが失敗しにくいです。

反対に、光が当たる部分には、薄い青や白を少し足すと、つやのある雰囲気が出ます。頭の上や、お腹の左上あたりに小さく入れるのがおすすめです。

お子さんと塗る場合は、「いちばん濃いところ」「いちばん明るいところ」を先に決めて、そこだけ色を変えてみると、楽しみながら取り組めます。塗り方に決まりはないので、自由に試してみてください。

塗り終えたあとは、少し離れて全体を眺めてみましょう。濃淡のバランスが気になったら、薄い色を足して調整できます。一度に濃く塗りすぎると、戻しにくくなるので、少しずつ重ねるのが安心です。

黒い線で縁取りをする場合は、青が乾いてから、またはしっかり塗り終えてから行うと、色がにじみにくくなります。絵の具やマーカーを使うときは、特に気をつけたいポイントです。

POINT 基本の青をむらなく塗ったあと、影に濃い青、光に薄い青を足すと立体感が出ると紹介されています。濃淡は少しずつ重ねましょう。

色の組み合わせにも触れておきます。青は、白や黄色、赤と合わせると、はっきりしたコントラストが生まれ、キャラクターの特徴がわかりやすくなります。

ドラえもんなら赤い鼻と黄色い鈴、スマーフなら白い帽子といったように、アクセントの色を小さく加えると、青がいっそう引き立ちます。

手持ちの色が限られているときは、青を1本だけで塗り、筆圧を変えて濃淡をつける方法もあります。軽く塗れば薄く、力を入れて重ねれば濃くなるので、1本でも十分に表情をつけられます。

色を重ねる手順の例を、次にまとめます。

  1. 基本の青を全体に軽く塗る
  2. 影にしたい部分に、少し濃い青を薄く重ねる
  3. 影と基本色の境目を、軽くなぞってなじませる
  4. 光の当たる部分に、薄い青や白を少しだけ足す
  5. 目や口などの小さなパーツを、最後に塗って引き締める

青は、シアン寄りの明るい青、紺に近い深い青、紫がかった青など、同じ「青」でも幅広い色があります。キャラクターごとの色の印象に合わせて選ぶと、見た目の雰囲気が近づきやすくなります。

はみ出しが気になるときは、塗る前に輪郭の内側を細い線でなぞっておき、その内側を塗る方法があります。縁から中へ向かって塗り進めると、はみ出しを減らせます。

紙の質によっても、塗り心地は変わります。表面がなめらかな紙は色が均一にのりやすく、少しざらついた紙は色鉛筆の濃淡がつけやすいという特徴があります。いくつかの紙で試して、お気に入りを見つけるのも楽しいものです。

まとめ:気に入った青キャラから気軽に描いてみよう

まとめ:気に入った青キャラから気軽に描いてみよう

ここまで、描きやすい青いキャラクターの選び方と、描き方のコツを紹介してきました。最後に、大切なポイントを振り返ります。

  • 描きやすい青キャラの共通点は「丸い形」「少ないパーツ」「少ない色数」
  • 最初の1体には、スライムやドラえもんがおすすめ
  • 難易度は、超かんたん、かんたん、ふつうの順に挑戦すると進めやすい
  • 輪郭は丸と楕円からうすく始め、大きな形から小さな形へ描き進める
  • 青は濃淡を使い分けると、立体感が出やすい

はじめに挑戦するなら、スライムのような超かんたんなキャラクターから始めるのが安心です。形がシンプルなので、描き終えたときの達成感を味わいやすいでしょう。

慣れてきたら、ドラえもんやポッチャマなど、パーツの増えるキャラクターに進んでみてください。少しずつ描ける種類が増えていくと、お絵かきがもっと楽しくなります。

無理なく続けるための、1週間の練習プランの例を紹介します。たとえば、1〜2日目はスライムで丸の練習、3〜4日目はドラえもんで丸の組み合わせの練習、5〜6日目は気に入った1体に色を塗る練習、7日目はこれまでの絵を並べて見返す日にします。1日10分ほどでも、続けるうちに線の迷いが減っていくのを感じられるでしょう。

描いた絵は、日付を書いて取っておくと、あとから見返したときに変化がわかります。最初の1枚と最新の1枚を並べてみると、自分では気づかなかった線の変化が見えて、次への意欲につながります。

保育や工作の場でも、丸を基本にした青いキャラクターは、みんなで同じ絵を描いて楽しむ題材として向いています。出来上がった絵を並べて見比べると、一人ひとりの個性が見えるのも魅力です。

お子さんと描くときは、うまい下手を評価するのではなく、「この色、すてきだね」「目がかわいいね」といった声かけをすると、安心して描き続けやすくなります。大人が一緒に描いて、同じ時間を楽しむ姿勢も大切です。

うまく描けなかったと感じても、それは一つの味わいです。同じキャラクターでも、描く人によって表情がちがうのは、手描きならではの楽しさといえます。

この記事を参考に、気に入った青いキャラクターを選んで、ぜひ気軽にペンを動かしてみてください。まずは丸を一つ描くところから、始めてみましょう。




最後までお読み頂いてありがとうございました。

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