レトロな海外キャラ一覧|誕生年順の歴史と世界の人気も解説

レトロな海外キャラ一覧|誕生年順の歴史と世界の人気も解説 未分類

まず全体像:レトロな海外キャラクターの顔ぶれ

レトロな海外キャラクターの歴史は、1898年に生まれたフランスのビバンダムから始まります。そこから1919年のフィリックス、1930年のベティ・ブープ、1940年のトムとジェリーへと、時代ごとに新しい顔ぶれが加わってきました。

この記事で取り上げるキャラクターの一覧では、1950年代までに生まれたものが多くを占めます。一方で、1963年のピンク・パンサーや1989年放送開始のザ・シンプソンズのように、その後に登場して今も語られる作品もあります。

本記事は、「どんなキャラがいるのか」「いつ、どの国で生まれたのか」「世界でどれだけ愛されているのか」を手早く知りたい方に向けて書いています。誕生年の順に歴史をたどり、収入の一覧や海外の人気傾向にも触れます。

数字や年号は、公開されている情報に書かれているものだけを使っています。確認できない年や売上は、あえて書いていません。

代表的なレトロ海外キャラの早見表

まずは全体像をつかむために、代表的なキャラクターを誕生年の順にまとめました。年は公表されている情報に記載されたものです。

キャラクター・作品 年 国 ひとことメモ
ビバンダム 1898年 フランス(タイヤメーカーのミシュラン) 世界最古の企業キャラクターといわれる
フィリックス・ザ・キャット 1919年 アメリカ 黒猫がモチーフの漫画・アニメのキャラ
ポパイ 1919年に初登場 アメリカ ほうれん草で力を出す船乗り風のキャラ
オズワルド・ザ・ラッキー・ラビット 1927年 アメリカ ミッキーマウスの前身となるキャラ
ベティ・ブープ 1930年にデビュー アメリカ 世界中でアニメが放送された
ルーニー・テューンズ 1930年 アメリカ トゥイーティー、バッグス・バニー、ダフィー・ダックなど
トムとジェリー 1940年 アメリカ ネコとネズミのコメディアニメ
ウッディー・ウッドペッカー 1940年 アメリカ ユニバーサル・ピクチャーズのキャラ
おさるのジョージ 1941年 アメリカ アメリカで誕生したキャラ
ムーミン 1945年 フィンランド フィンランドで誕生したキャラ
スヌーピー 1950年 アメリカ ピーナッツの人気キャラ
ミッフィー 1955年 オランダ ヨーロッパ発の人気キャラ
スマーフ 1958年に漫画で初登場 フランス 青い肌の小さな妖精
ピンク・パンサー 1963年(アニメ化は1964年〜) アメリカ 映画のオープニングから人気に
ガーフィールド 1978年に連載開始 アメリカ オレンジ色のしま猫の新聞漫画
ザ・シンプソンズ 1989年に放送開始 アメリカ 現在も続くテレビアニメ

表に載せたのは代表例の一部です。ほかにも、ケアベア(アメリカで1980年代前半)、ひつじのショーン(イギリスで1995年)などがいます。

パワーパフガールズ(1998年放送)のように、比較的新しい作品も含まれていました。こうした新しめの作品は、年代の流れを知る目安として後ほど触れます。

アメリカ発とヨーロッパ発で見る特徴の違い

早見表を国別に眺めると、アメリカ発のキャラクターが数多くあることに気づきます。フィリックス、ポパイ、ベティ・ブープ、トムとジェリー、ウッディー・ウッドペッカー、スヌーピー、ガーフィールド、シンプソンズなどです。

アメリカ発はアニメーション、新聞漫画、映画会社のキャラなど、メディアの幅が広いのが特徴です。ガーフィールドのように新聞連載から始まり、のちにアニメ化や映画化へ広がった例もあります。

ヨーロッパ発は、フランスのビバンダムとスマーフ、フィンランドのムーミン、オランダのミッフィーなど、国ごとに異なる顔ぶれです。ビバンダムはタイヤメーカーの企業キャラ、スマーフは漫画のキャラと、生まれ方もさまざまです。

なお、バーバパパは1970年代にアメリカとフランスの絵本作家の夫婦が考案したキャラクターです。絵本やテレビアニメ、グッズで人気とされ、国境をまたいで生まれた例といえます。

POINT この記事の一覧では、アメリカ発はアニメや新聞漫画、ヨーロッパ発は企業キャラや漫画など、出自が多彩です。国で分けて眺めると、キャラの個性を整理しやすくなります。

▶ 動画で確認:フィリックス公式の短い紹介映像

公式チャンネルが公開している、フィリックス・ザ・キャットの約1分の映像です。アメリカ発アニメの代表例として、この節で国別の特徴を考える際に姿を確かめられるよう置きました。

出典:OfficialFelixTheCat「Felix the Cat!」(YouTube・約1分)

誕生年順に見るレトロ海外キャラクターの歴史

誕生年順に見るレトロ海外キャラクターの歴史

ここからは、年代の古い順にキャラクターの歩みをたどります。いつ生まれたかだけでなく、どのように姿や役割を変えてきたかにも注目します。

年代を追うと、各キャラが生まれた背景や広まり方の違いも見えてきます。気になるキャラが登場した年代から読み進めても大丈夫です。

各時代の流れが一目で分かるよう、節ごとに登場するキャラの年と国を添えています。

世界最古の企業キャラクター、ビバンダムは1898年生まれ

最も古い企業キャラクターとして紹介されているのが、フランスのタイヤメーカー、ミシュランのビバンダムです。通称は「ビブ」で、1898年に生まれたキャラクターです。

誕生のきっかけは、1894年にリヨンで開かれた国際博覧会でした。積み上げられたタイヤを見たミシュラン兄弟が、タイヤを人の姿にするアイデアを思いついたと伝えられています。

絵を描いたのは、ポスター画家のオガロです。当初は名前がなく、ラテン語のコピー「Nunc est Bibendum!」(今こそ飲み干すとき!)から、ビバンダムと呼ばれるようになりました。

誕生したときのビブは、葉巻と鼻眼鏡という出で立ちで、オペラを鑑賞したり舞踏会に出かけたりしていました。広告の中では、パンクに強いミシュランのタイヤを印象づける役も担っていました。

ミシュランは1900年に、赤いカバーのガイドブックを初めて発行しています。現在はレストランの格付けで知られますが、当初は自動車に乗る人のための手引き書でした。このガイドブックの案内役にも、ビブが多く登場します。

ビブの姿は時代とともに変わっています。最初の大きな変化は1927年で、この年ごろに喫煙は健康に害があるといわれはじめ、ビブも禁煙し、葉巻姿は見られなくなりました。あわせて、庶民的で愛らしいスタイルへ移っていったとされます。

第二次大戦が終わると、販促品はブリキやベークライト製から、プラスチック製が増えていきました。立体的なキャラクターグッズが一気に増え、地方の民族衣装を着たり、車や自転車に乗ったりする姿が登場しました。

1970年代のフランスには、「トラックの守り神」の逸話もあります。雪道で立ち往生したトラックの積み荷が無事だったのは、ビブのフィギュアが付いていたからだと語られ、ビブをより身近な存在にしたといわれます。

1980年代には、現在につながる、スリムで首のあるビブの姿になりました。パリのオペラ座界隈にはキャラクターショップともいえるミシュラン・ブティックが開かれ、人気を集めたものの、のちに閉店しています。

2000年には、これを記念して、ミシュランの星を持つフランス国内のレストランへ陶器のビブが贈られました。ビブは現在もレース会場などで見かけられ、誕生から100年を超えて活躍するキャラクターです。

▶ 動画で確認:ミシュラン公式のビバンダム物語

ミシュラン公式チャンネルが公開した、ビバンダムの物語を紹介する約2分の動画です。1898年に生まれた世界最古級の企業キャラクターについて、発信元本人の映像で確かめられるのでこの節に置きます。

出典:Michelin「Michelin Man Story」(YouTube・約2分)

1910〜1930年代:フィリックス、ポパイ、ベティ・ブープ、ルーニー・テューンズ

1910年代後半から1930年代には、アメリカでアニメや漫画のキャラクターが次々と生まれました。ここでは年代の古い順に見ていきます。

1919年に誕生したのが、黒猫がモチーフのフィリックス・ザ・キャットです。アメリカの漫画・アニメのキャラクターで、日本ではアニメ放送やグッズ販売があったほか、赤色の10円ガム(丸川製菓のフィリックスガム)のイメージキャラクターにも採用されました。

同じ1919年に初登場したと紹介されているのが、ポパイです。1930年代にポパイが主人公のアニメ映画が放送され、以降は人気キャラクターになりました。

ポパイは船乗りのような容姿で、口にパイプをくわえ、ほうれん草を食べると超人的なパワーを出すことで知られます。作品の設定がそのままキャラの個性になっている好例です。

1927年には、オズワルド・ザ・ラッキー・ラビットが生まれました。アメリカのキャラクターで、ミッキーマウスの前身となるキャラとして紹介されています。

有名な人気キャラにも、前身となるキャラクターがいた例だと分かります。キャラクターの歴史は、一つの作品で完結せず、次の作品へつながっていくことがあります。

1930年には、ベティ・ブープがデビューしました。アメリカ発の女性キャラクターで、セクシーでキュートな魅力が語られ、世界中でアニメが放送されました。

同じ1930年に誕生したのが、アニメシリーズのルーニー・テューンズです。人気キャラとして、黄色い鳥のトゥイーティー、グレーのうさぎのバッグス・バニー、黒いカモのダフィー・ダックが紹介されています。

猫、鳥、うさぎ、カモなど、見た目で覚えやすいキャラが並びます。

情報源によってはキャラクターの登場年の数え方が異なる場合があります。本記事では紹介元に書かれた年を、そのまま使っています。

▶ 動画で確認:ルーニー・テューンズ公式アニメ

WB Kids公式チャンネルによる、ルーニー・テューンズの日本語版エピソードです(約7分)。この節で触れたアメリカ発アニメの雰囲気を、権利元の映像でそのまま見られます。

出典:WB Kids International「ルーニー・テューンズ | グーファーが行方不明に | WB Kids」(YouTube・約7分)

1940〜1950年代:トムとジェリー、ウッディー・ウッドペッカー、ムーミン、スヌーピー、ミッフィー

1940年には、トムとジェリーとウッディー・ウッドペッカーが登場しました。どちらもアメリカ生まれです。

トムとジェリーは、1940年からアメリカで放映されたアニメシリーズです。ネコのトムとネズミのジェリーのコメディで、繰り返し放送されるほど、現在も人気の作品とされています。

ウッディー・ウッドペッカーは、アメリカの映画会社ユニバーサル・ピクチャーズのキャラクターです。青と赤が目立つキツツキで、日本ではユニバーサルスタジオジャパン(USJ)で見たことがある人もいるでしょう。

1941年には、おさるのジョージがアメリカで誕生しました。同じ1941年に発売が始まったチョコレート菓子M&M’sのキャラクターも、この時代の企業キャラクターです。

1945年に生まれたのが、フィンランドのムーミンです。アメリカ中心だったこれまでの流れに、北欧発のキャラクターが加わりました。

1950年には、アメリカでスヌーピーが誕生しています。1952年に発売が始まったアメリカの玩具、Mr.ポテトヘッドも、同じ時代の顔ぶれです。

1955年には、オランダでミッフィーが生まれました。ヨーロッパ各国から、それぞれ個性の違うキャラが現れた時期といえます。

この節の年代は、1940年から1955年の間に収まっています。アメリカとヨーロッパのキャラが並んで登場することが、前の時代との違いです。

▶ 動画で確認:トムとジェリー公式の日本語版アニメ

WB Kids公式チャンネルが配信する、トムとジェリーの日本語版アニメです(約21分)。1940年生まれのネコとネズミのコメディを、権利元の映像で味わえるのでこの節に置きます。

出典:WB Kids International「トムとジェリー | パーティーの準備はいい?| WB Kids」(YouTube・約21分)

1960年代以降も続く作品:ピンク・パンサー、スマーフ、シンプソンズなど

1958年には、フランスの漫画にスマーフが初登場しました。スマーフが主人公の漫画は1963年ごろから出版され、フランスだけでなく世界中で親しまれている物語です。

スマーフは、ヨーロッパのどこかの森にあるスマーフ村に住む小さな妖精です。青色の肌と丸い鼻が特徴で、見た目だけで覚えられます。

1963年には、ピンク・パンサーが登場しました。最初は実写映画(1963年に放映されたアメリカ映画)のオープニングムービーやイメージキャラクターで、のちに1964年からアニメ化され、世界中で人気になりました。

映画の一部分から独立したキャラクターに育った点が、ピンク・パンサーの特徴です。ほかのキャラとは違う広がり方をした例として、覚えておくと便利です。

1970年代には、バーバパパが生まれました。アメリカとフランスの絵本作家の夫婦が考案したキャラクターで、主人公はピンク色の丸い大きなバーバパパ、バーバ一家のパパでもあります。

1978年には、ガーフィールドの新聞漫画の連載がアメリカで始まりました。オレンジ色のしま猫で、アニメ化や映画化もされています。

1980年代前半にはケアベアがアメリカで、1989年にはザ・シンプソンズの放送がアメリカで始まっています。シンプソンズは世界中で翻訳され放映され、主人公は夫のホーマー・シンプソンです。

シンプソンズは現在も続いているテレビアニメと紹介されています。

1990年代以降もキャラクターは生まれ続けています。1995年のひつじのショーン(イギリス)とキャスパー(アメリカ)、1998年のパワーパフガールズ(アメリカ)、2015年にアニメ化されたスター・バタフライなどです。

2010年にはアドベンチャー・タイムの放送が始まり、2017年にはカナダ発のゲーム、カップヘッドが発売されました。カップヘッドは、モチーフが1930年代だと紹介されています。

最新のスター・バタフライについては、ものすごくレトロというわけではないと紹介されています。「レトロ」の範囲をどこまでにするかは、読む人の感覚によって異なります。

POINT 年代順に並べると、1898年のビバンダム、1919年のフィリックス、1940年のトムとジェリー、1950年のスヌーピー、1963年のピンク・パンサー、1989年のシンプソンズと、時代ごとに代表的なキャラが並びます。

▶ 動画で確認:映画スマーフの公式予告編

ソニー・ピクチャーズ公式チャンネルが公開した、映画『スマーフ』の約2分の映像です。青い肌の小さな妖精スマーフの姿を、公式の映像で確かめられるのでこの節に置きます。

出典:ソニー・ピクチャーズ 映画「映画『スマーフ スマーフェットと秘密の大冒険』」(YouTube・約2分)

世界で特に愛されているのはどのキャラクター?

世界で特に愛されているのはどのキャラクター?

キャラクターの人気を測る目安の一つが、累計の収入です。ここでは、アメリカのTitleMax社が制作した、世界のキャラクター累計収入ランキングを紹介します。

このランキングは、それぞれのキャラクターのメディアごとの収入を合算したものです。つまり、メディアミックスで得た収入をまとめた数字です。

ランキングはレトロなキャラクターだけを集めたものではありません。ただし、ミッキーマウスのように古くから続くキャラも含まれているため、「長く愛されるキャラはどれほどの規模なのか」を知る参考になります。

出典の記事は2021年6月に公開されたものです。数字はその時点で紹介されたものとして読んでください。

累計収入ランキングの上位キャラクター

上位15位までの顔ぶれは、次のとおりです。金額は累計収入で、元の一覧の掲載順に並べています。

掲載順 キャラクター・作品 累計収入
1 ポケモン 920.1億ドル
2 ハローキティ 800億ドル
3 くまのプーさん 750億ドル
4 ミッキーマウス 700億ドル
5 スター・ウォーズ 656億ドル
6 アンパンマン 603億ドル
7 ディズニープリンセス 452億ドル
8 マリオ 361億ドル
9 少年ジャンプ/ジャンプ・コミックス 341億ドル
10 ハリー・ポッター 309億ドル
11 マーベルシネマティックユニバース 291億ドル
12 スパイダーマン 271億ドル
13 ガンダム 265億ドル
14 バットマン 264億ドル
15 ドラゴンボール 240億ドル

この一覧で最初に挙がっているのはポケモンで、920.1億ドルです。ミッキーマウスは700億ドルで、一覧では4番目に挙げられています。

この記事で扱ったレトロキャラの中では、ミッキーマウスの前身にあたるオズワルドが1927年生まれです。レトロな海外キャラの流れは、こうした大きなランキングの顔ぶれともつながっています。

15件のうち7つが日本のキャラクターだと指摘されています。ポケモン、ハローキティ、アンパンマンなどがその例です。

POINT 累計収入の一覧で最初に挙がっているのはポケモンの920.1億ドルです。ミッキーマウスは700億ドルで、4番目に掲載されています。

累計収入が世界で最も大きいキャラクターは、ポケモンの920.1億ドルです。2021年6月に紹介された、アメリカのTitleMax社制作のランキング(それぞれのメディアの収入を合算)では、上位は次の顔ぶれでした。

  1. ポケモン:920.1億ドル
  2. ハローキティ:800億ドル
  3. くまのプーさん:750億ドル
  4. ミッキーマウス:700億ドル
  5. スター・ウォーズ:656億ドル

▶ 動画で確認:ポケモン公式のアニメ紹介映像

ポケモン公式チャンネルによる、アニメ「ポケットモンスター」のプロモーション映像です(約2分)。累計収入ランキングで1位に挙がったポケモンの姿を、公式の映像で見せるためこの節に置きます。

出典:ポケモン公式YouTubeチャンネル「【公式】アニメ「ポケットモンスター」 プロモーション映像⑥」(YouTube・約2分)

ランキングから読み取れる、長く稼ぐキャラの共通点

ここからは、一覧から見えることを整理します。断定ではなく、読み取れる範囲での整理です。

1つ目は、複数のメディアで展開されていることです。この一覧自体が、それぞれのメディアの収入を合算したものであるため、一つの作品に収まらない広がりが前提になっています。

2つ目は、長く続けることです。ビバンダムが誕生から100年を超えて活躍し、シンプソンズが1989年の放送開始から現在も続いているように、長い歴史を持つキャラは珍しくありません。

3つ目は、時代に合わせて姿が変わることです。ビバンダムは禁煙や、スリムな姿への変化を経ました。キャラクターは、変わりながら愛され続けることがあります。

4つ目は、ファンの存在です。「キャラクターにとって大切なものはファン」という指摘があり、広報やPR活動によって世界中で愛されるキャラが生まれると説明されています。

この記事のレトロ海外キャラの多くは、上位15位の一覧には入っていません。ただし、トムとジェリーが繰り返し放送されているように、金額とは別の形で愛されているキャラも多くいます。

収入の大きさだけが人気の尺度ではありません。ランキングは参考にしつつ、好みで選ぶ楽しみ方も大切です。

海外ではどんなキャラ・アニメが人気?

海外ではどんなキャラ・アニメが人気?

海外の人気を知る手がかりとして、外国人に好まれるアニメを紹介した記事があります。Kimini英会話のブログ(2022年)で紹介されたベスト10です。

ここで挙がっているのは日本のアニメですが、レトロな海外キャラの人気を考えるうえで、海外のファンがどんな作品を好むのかを知るのは役立ちます。海外のキャラクター文化が、国境を越えて交わっていることも分かります。

日本に来ている外国人に日本を好きになったきっかけを聞くと、相当の確率で「日本のアニメが好きだから」という答えが返ってくる、とも紹介されています。

外国人に人気のアニメベスト10の顔ぶれ

紹介されているベスト10は、次のとおりです。

  1. ナルト
  2. 犬夜叉
  3. ドラゴンボール
  4. 新世紀エヴァンゲリオン
  5. AKIRA
  6. ドラえもん
  7. 美少女戦士セーラームーン
  8. ワンピース
  9. ジブリ作品
  10. るろうに剣心

ドラゴンボールは、先ほどの累計収入の一覧でも15番目に挙がっています。海外での人気と収入の両方に名前が出るのは、注目すべき点です。

顔ぶれを眺めると、テレビシリーズ、映画作品、ジブリ作品のようなシリーズ全体まで、形式が多様なことが分かります。

日本のアニメの歴史にも触れられています。1963年ごろの「鉄腕アトム」から第一次アニメブームが始まったと説明され、その後のブームを経て、現在は「日本の文化」として定着したと紹介されています。

この流れから、海外で好まれるキャラやアニメには長く続く作品が多いことが読み取れます。レトロな海外キャラが今も語られるのと、同じ構図です。

日本のアニメは、海外でも人気を集めています。日本に来ている外国人に日本を好きになったきっかけを聞くと、相当の確率で「日本のアニメが好きだから」という答えが返ってきます。

  • 「オタク」という言葉は世界的な共通語になり、若者の間で大きなコミュニティーと経済的なマーケットになっています。
  • フランスでは2000年から毎年「JAPANExpo」が開かれています。
  • アメリカでは「ファンパネル」「マスカレード」「コミコン」といったイベントが、いつもアニメファンで溢れています。

海外発のレトロ作品では、トムとジェリーが繰り返し放送され、スマーフは世界中で親しまれています。ザ・シンプソンズも世界中で翻訳され、放映されています。

▶ 動画で確認:NARUTO公式の新作アニメ告知映像

NARUTO公式チャンネルが公開した、完全新作アニメのティザーPVです(約2分)。外国人に人気のアニメとして最初に挙がるナルトの世界を、公式映像で確かめられるのでこの節に置きます。

出典:NARUTO / BORUTO Official Channel「『NARUTO-ナルト-』|完全新作アニメ|ティザーPV」(YouTube・約2分)

国ごとのファン文化の違い(フランス・アメリカ)

アニメ好きが多い国としてフランスとアメリカが紹介されています。それぞれの国のファン文化を、紹介されている範囲で見てみましょう。

フランスでは、「JAPAN Expo」(ジャパンエキスポ)が2000年から始まり、その後毎年行われています。フランスのサブカルチャーになったと言えるだろうと紹介されています。

また、プロサッカー選手が「キャプテン翼」に憧れてサッカーを始めたという話もあるそうです。アニメが人の選択に影響した例として紹介されています。

アメリカでは、何かと集まってイベントを楽しむ様子が紹介されています。

  • ファンパネル:プレゼン形式で観客の前で好きなキャラの紹介や作品の考察をする催し
  • マスカレード:コスプレをしてステージ上で演技をする催し
  • コミコン:コミックファンが集まり、クリエイターや専門家、ファン同士で交流する催し

これらはいつもたくさんのアニメファンで溢れかえっているとされています。ほかにも、台湾、香港、イスラエルなどの国が挙げられています。

フランスもアメリカも、キャラクターを通じて人が集まる場がある、という点は共通しています。ここで紹介したのは日本のアニメについてのファン文化であり、レトロな海外キャラそのものの人気を示すものではありません。

それでも、海外でキャラクターが愛される環境がどんなものかを知る材料にはなります。レトロな海外キャラのファン活動を調べるときのヒントにもなるでしょう。

気になるキャラを選ぶ:好みで探すレトロ海外キャラ案内

ここまで多くのキャラクターを見てきました。数が多くて迷う方に向けて、好みから選ぶ手順をまとめます。

まずは、自分がどんなタイプの作品に惹かれるかを考えてみてください。次の4つの視点が、選ぶときの助けになります。

  1. 古い歴史に触れたいか、比較的新しい作品を見たいか
  2. アニメで見たいか、絵本や漫画で楽しみたいか
  3. アメリカ発とヨーロッパ発のどちらに興味があるか
  4. 動物や小さな妖精など、好きなモチーフはあるか

それぞれの視点に合わせて、この記事のキャラクターを整理しました。

こんな気分なら おすすめの入口
いちばん古い歴史に触れたい 1898年生まれのビバンダム
1919〜1930年に登場したキャラを知りたい フィリックス、ポパイ、ベティ・ブープ、ルーニー・テューンズ
今も繰り返し放送される作品を見たい トムとジェリー
北欧やヨーロッパの雰囲気を味わいたい ムーミン(フィンランド)、ミッフィー(オランダ)、スマーフ(フランス)
家族の物語を楽しみたい バーバパパ、ザ・シンプソンズ
新聞漫画の世界に触れたい ガーフィールド
映画から生まれたキャラが気になる ピンク・パンサー

歴史を重視する方は、誕生年の順に追うのが分かりやすい方法です。ビバンダムから始めて、1919年、1930年、1940年と進めると、キャラクターが増えていく流れを体感できます。

気軽に楽しみたい方には、日本でも触れる機会のあるキャラクターが入りやすいでしょう。たとえばフィリックスは、日本のガムのイメージキャラクターに採用されたことがあります。ウッディー・ウッドペッカーは、USJで見かけた方もいるはずです。

調べるときには、誕生年と国をセットで確認する習慣をつけると、混乱しません。ポパイのように初登場の年が語られるキャラや、ピンク・パンサーのように映画とアニメで年が分かれるキャラもあるからです。

よくある勘違いとして、「古い作品=今は見られない」と思ってしまうことがあります。実際にはトムとジェリーは繰り返し放送され、シンプソンズは放送が続いています。まずは身近な一作から触れてみるのがおすすめです。

もう一つ、レトロの範囲に決まりはないことも覚えておきましょう。スター・バタフライのように、ものすごくレトロではないと紹介される作品もあります。自分が「懐かしい」と感じる範囲で選べば十分です。

レトロな海外キャラクターは、1898年のビバンダムから、1919年生まれの初期のアニメキャラ、1963年のピンク・パンサー、1989年放送開始のシンプソンズまで、年代ごとにさまざまな歩みがあります。気になる一人から、ゆっくり楽しんでみてください。

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