映画『キングダム』は漫画とアニメだとどこまでの話?映画と原作に違いはある?
2020年5月29日の金曜ロードSHOW!では『キングダム』が地上波初放送されます!
https://twitter.com/kinro_ntv/status/1265916022953033729
漫画やアニメでハマる人続出の『キングダム』。
2019年4月19日に公開され、興行収入は57.3億円にもなった映画です!
まだ見てない方はぜひとも金曜ロードSHOW!で見て頂きたいですね^^
漫画やアニメを見ている方にとっては、実写版である映画はどのあたりのストーリーなのか気になるかと思います。
また、原作と映画で違いうところもあるので紹介したいと思います!
この記事では、
・映画『キングダム』は漫画だと何巻までの話なのか
・映画『キングダム』はアニメだと何話までの話しなのか
・映画と原作の違うところ
について紹介しています。
映画『キングダム』は漫画だと何巻までの話?
5巻(46話)までの話で、王弟反乱編までの話です。
現在まで単行本は57巻(624話)まで出ていますので、今回映画化された部分は『キングダム』の最初のストーリということが分かりますね。
ただ、46話を約2時間の映画にまとめたのは凄すぎます!
映画をみて続きが気になる方は6巻(47話)から読んでもいいですし、1巻から映画のワンシーンを思い浮かべて読んでみるのもいいですね^^
映画『キングダム』はアニメだとどまでの話?
アニメでは、キングダム第1シリーズ 第15話『王の資格』までの話です。
NHKにて2012年6月から第1シーズンが放送されています。
・2012年6月~ 『キングダム 第1シーズン』(全38話)
・2013年6月~ 『キングダム 第2シーズン』(全39話)
・2020年4月~ 『キングダム 第3シーズン』(現在TV放送延期中のため全4話まで放送済み)
アニメではキャラクターたちがどんな声なのか映画と比べるのも面白いですね^^
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映画と原作に違いはある?
映画は約2時間と原作をうまくまとめています。
なので泣く泣く短縮したシーンや原作にはないシーンなど少し違うところもいくつかあるので紹介します。
信の幼少期
戦争孤児となった信(しん)が、奴隷商人として売られるシーン。
映画では、冒頭に奴隷に売られる前の信を映し出し、通りがかった王騎の軍勢を見て大将軍に憧れる様子のカットが入ります。
原作では、信が王騎と初めて出会うのは、信の初陣の時で秦軍が劣勢となった岳に王騎が現れた時です。
そして、漂(ひょう)が王宮へ移った後に信が一人で修行するシーン。
映画では木の人形に向かって脳天を突き出す練習をしていますが、原作ではそのシーンは描かれていません。
後に、左慈との戦いのシーンでこの技が出てくるので、伏線として入れたものと思われます。
王都奪還の作戦シーン
山の民に嬴政(えいせい)が連れて行かれるシーン。
映画では4人だけでなく兵士全員が山の民に連れて行かれます。
しかし原作では信、河了貂(かりょうてん)、壁(へき)が嬴政の後を追って4人だけが囚われています。
また、和平交渉のシーンでも人数が原作と映画で違います。
左慈(さじ)との戦い
信率いる精鋭部隊と左慈が戦うシーン。
映画では、『本殿のランカイ』からの『右龍の左慈』という順番で戦いますが、原作では『右龍の左慈』からの『本殿のランカイ』と逆です。
残酷な描写
漫画では戦いのシーンは結構残酷に描かれていますが、アニメと映画では残酷な描写を控えています。
各キャラクターの設定や活躍・登場のタイミング
各キャラクターの設定や活躍・登場のタイミングが原作と多少違います。
信(しん)
映画の主人公である信は、驚異的な身体能力を見せ付けますが途中、倒れてしまいます。
その倒れるタイミングが映画では、ムタを倒した際に毒矢を受けてですが、原作では朱凶を倒した後、王族の避暑地に向かう途中です。
その後、倒れた信は政によって運ばれます。
信が意識を取り戻す場所は、映画では避暑地についた後で、原作では、避暑地に向かう途中と異なります。
河了貂(かりょうてん)
先祖は山の民でしたが、山を追われ、政と信が出会う場所に近くの黒卑(こくひ)村に住んでいた河了貂は原作で玉座の間から逃げようとする役人に短刀で刺され、体に巻いた甲冑を貫通し負傷します。
その際、映画では体に巻いた甲冑が短刀を防ぎ、女の子とばれることはありませんでしたが、原作では傷を手当しようとする壁(へき)に実は女の子であったと知られます。
また、映画では竭氏(けっし)が短刀を刺し、信が河了貂の傷を確認しようとします。
昌文君(しょうぶんくん)
政(せい)に忠誠を誓い、昭王時代は王騎と共に最前線で戦い多くの敵をけ散らした武人。
軍事経験が豊富であり、王騎からも『無骨な賢人』として高く評価されている昌文君は映画ではすでにムタが倒された後に避暑地に到着します。
しかし、原作では王族の避暑地に到着したときムタに止めを刺します。
また、映画では山の都へ全員で連行されるため、原作で政を追おうと思うものの足の負傷で断念するシーンや、信に政の事を託すシーンも登場していません。
バジオウ
山の民の中でも特に優秀な戦士バジオウは、映画では『平地の言葉』を話すことが出来ません。
しかし、原作では楊端和(ようたんわ)ほど堪能ではないですが、『平地の言葉』を話し、信たちと意思疎通することが出来ます。
タジフ
巨大な石球を武器とする山民族の戦士であるタジフ。
映画では彼の仮面の角が折れている理由について触れていませんが、原作では触れていて、実は信と出会った時に信に殴り飛ばされ、その際に仮面の角が折れてしまったのでした。
このことがきっかけでタジフは信を戦士として認めたというちょっと良い場面です。
王騎
秦国六大将軍の生き残りであり『怪鳥』の異名を持つ王騎。
映画では去り際に信と言葉を交わしますが、原作では王宮前の広場での戦いに介入し、政と話した後、さっそうと立ち去っています。
また、映画では魏興(ぎこう)にけしかけられた兵士、十数人を矛の一撃で吹き飛ばし、圧倒的な強さを見せ付けています。
騰(とう)
王騎の副官である騰は映画では王騎のそばを離れず、補佐に務めています。
しかし原作では、王騎の指示で玉座の間から逃げようとする役人たちを逃がさないよう努めていました。
ムタ
映画では避暑地に向かう途中の竹林で登場しますが、原作では避暑地に辿り着いた後、政の命を狙って現れます。
また、映画では信によって倒されますが、原作では駆けつけた昌文君により止めを刺されます。
左慈(さじ)
映画では左慈は戦い方が残酷すぎると地位を剥奪された元将軍という設定でラスボス扱いとされ、クライマックスで信と戦います。
原作では武将から、成蟜(せいきょう)陣営の参謀、肆氏(しし)の人斬り長と肩書が変わっていっています。
また、映画ではラスボス感を強調させるため、漂を追ってきた朱凶と共に信がいた村に現れるという原作にはないシーンが盛りまれています。
ランカイ
映画では王宮への抜け道の途中で登場し、信たちと戦いますが、原作では成蟜の処刑人として玉座の間で登場。
また、映画では完全に倒されてしまいますが、原作では反乱終結の後、山の民と共に行動を共にします。
魏興(ぎこう)
映画で王宮前の広場で成蟜陣営の指揮を執っていた魏興ですが、原作では政たちと成蟜陣営との戦いに割ってはいる王騎の前に立ちはだかり、戦いを挑みます。
政の命を狙い突進したところを信に倒されますが、原作では王騎に騎馬ごと斬られてしまいます。
映画『キングダム』は漫画とアニメだとどこまでの話?まとめ
映画『キングダム』は漫画とアニメだとどこまでの話なのかについてまとめです。
・漫画では5巻(46話)の王弟反乱編までの話
・アニメではキングダム第1シリーズ第15話『王の資格』までの話
・映画では信をメインにした構成ししているのと、約2時間に収めるため、原作にはないシーンを前半に入れてクライマックスへの伏線のように見せている
原作はまだまだ続いているので、映画だ初めてキングダムを見てハマった方は信たちの成長を漫画やアニメで楽しんで欲しいと思います!
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最後までお読み頂いてありがとうございました。
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