結論|初めてならソイカウボーイかナナ、パッポンは雰囲気重視【3エリア比較表】
バンコクのゴーゴーバーは、ナナプラザ・ソイカウボーイ・パッポンの3エリアが代表格です。初めてなら、入りやすさを重視する人はソイカウボーイ、にぎやかな密度をしっかり体験したい人はナナを選ぶと失敗しにくいです。パッポンは、観光の延長で雰囲気を見たい人に向いています。
料金の仕組みは、どのエリアでも大きくは変わりません。違いが出るのは、建物や通りの構造、客引きの空気感、歩き方、そして気をつけたい点です。この記事では、まず3エリアの違いを整理し、そのあとで料金、行き方、回り方、トラブル対策、ゴーゴーバー以外の選択肢まで順に説明します。
最初に、読み進める前に知っておきたい要点を3つにまとめます。
- 総額は、飲む杯数・滞在時間・ペイバー(連れ出し)の有無でほぼ決まります。
- 初心者は、ソイカウボーイで様子を見てからナナへ移る流れが組みやすいです。
- パッポンでは、ショー代を高額請求する店に特に注意が必要です。
3エリアの違いを、1枚の表にしました。スマホでは横にスクロールして見てください。
| 項目 | ナナプラザ | ソイカウボーイ | パッポン |
|---|---|---|---|
| 構造 | 3階建ての建物にゴーゴーバーが集まる | 短い一本道の両側にバーが並ぶ | 夜市の屋台とバーが同じ通りに混在 |
| 雰囲気 | ネオンと音量が強く、密度が高い | 観光客慣れしていて、気軽に寄りやすい | 観光地寄りで、目的の違う人が混ざる |
| 最寄り駅 | BTSナナ駅 | BTSアソーク駅、MRTスクンビット駅 | BTSサラデーン駅 |
| 初心者の入りやすさ | やや慣れが必要 | 入りやすい | 入口が分かりにくく、注意が必要 |
| 向いている人 | 濃い時間を短時間で味わいたい人 | 店を見比べて軽く回りたい人 | 観光とあわせて雰囲気を見たい人 |
| 主な注意点 | 密集した空間で判断が鈍りやすい | 伝票の確認を怠らない | ショー代の高額請求 |
建物型・通り型・夜市併設という構造の違い
3エリアの最大の違いは、店が並ぶ「かたち」です。ナナプラザは建物型、ソイカウボーイは通り型、パッポンは夜市併設型と考えると整理しやすくなります。
建物型のナナは、建物に入った瞬間に音と光の密度が一気に上がります。店の数が多く、目的の店に向かう途中でも多くの店の前を通るため、にぎやかさを短時間で浴びたい人に合います。一方で、慣れないうちは空気に圧倒されることもあります。
通り型のソイカウボーイは、歩きながら店を見比べられるのが強みです。街中に突然ネオンが現れる感覚で、「ちょっと覗いてみる」がしやすい構造になっています。合わなければすぐ通りに戻れるので、初めての人でも気持ちの負担が小さくなります。
夜市併設のパッポンは、屋台で買い物をする観光客のすぐ横にバーが並びます。夜遊び目的以外の人も多く、空気は柔らかめです。その分、客引きの店の中には料金面で注意したいところもあるため、入る前の確認が大切になります。
目的別・どこを選ぶ?
行き先に迷ったときは、「今夜どうしたいか」から逆算すると決めやすくなります。次の表を目安にしてください。
- ゴーゴーバーが初めてで、まず雰囲気を知りたい:ソイカウボーイ
- 短時間でも密度の濃い時間を過ごしたい:ナナプラザ
- 観光や夜市とあわせて軽く見てみたい:パッポン
- 静かに飲みたい、人混みが苦手:どのエリアも向きにくいので、後述の「ゴーゴーバー以外の選択肢」を検討
- 時間と体力に余裕がある:ソイカウボーイからナナへの順で2か所を回る
3か所すべてを一晩で回る必要はありません。1〜2か所に絞ったほうが、疲れにくく、料金も読みやすくなります。
判断の手順としては、まず「何時から動けるか」「どのくらい使えるか」を決め、次にエリアを選ぶのがおすすめです。予算の上限を先に決めておけば、現地の雰囲気に流されにくくなります。具体的な金額は、料金の章で詳しく説明します。
▶ 動画で確認:ナナとソイカウボーイ、初心者はどっち?
ナナプラザとソイカウボーイの雰囲気や料金設定の違いを比べ、初めてならソイカウボーイが入りやすいと解説する動画です。記事の目的別の選び方と同じ結論なので、迷ったときの補足として置きます。
出典:Pattaya Night go「ナナプラザvsソイカウボーイ|初心者はどっちに行くべき?」(YouTube・約12分)
ナナプラザの特徴と楽しみ方
ナナプラザは、バンコクのゴーゴーバーを語るうえで外せない存在です。BTSナナ駅の近くにあり、駅から数十メートルほど歩いたあたりでネオンが急に濃くなります。「ここから空気が変わる」と感じる人が多い場所です。
建物の前にはスタッフが立ち、入店を促す声がかかります。音楽は大きく、通りよりもテンポが速い印象です。ゴーゴーバーの文化に慣れていないと戸惑うかもしれませんが、事前に特徴を知っておけば落ち着いて楽しめます。
向いているのは、大音量とネオンの中で気分を一気に高めたい人や、短い時間でも「濃い時間」を取りに行きたい人です。逆に、静かにゆっくり飲みたい人や、人が密集した空間が苦手な人には負担になりやすい場所です。
また、建物の内部は撮影が禁止されています。スマホを構える前に、必ずルールを確認しておきましょう。
3階建ての建物に20〜30軒が集まる構造
ナナプラザは3階建てで、1つの建物の中に20〜30軒ほどのゴーゴーバーが集まっています。いわば「ゴーゴーバーの集合ビル」で、階段を上りながら複数の店を行き来できる構造です。
階や店によって、雰囲気や客層は変わります。上の階にいくほど露出度の高い演出になる店もあると言われているため、好みや慣れに合わせて、少しずつ階を上がる進め方が安心です。
店舗は入れ替わることがあり、同じ区画でも店名や内装が変わる場合があります。「前に聞いた店が今もある」とは限らないので、現地の看板と店内の様子を見て判断するのが確実です。
建物に入ると、スタッフの笑顔や視線が自然と目に入ります。軽く声をかけられることもありますが、断るときは笑顔で短く伝えれば問題ありません。無理に返事を急ぐ必要はありません。
入る前に決めておきたい歩き方
ナナでは、いきなり奥や上階へ進まないのがコツです。まず建物をゆっくり一周して、混み具合と客層を見ます。5分ほど歩くだけでも、自分に合う空気かどうかが見えてきます。
時間帯で印象は大きく変わります。19時ごろはまだ静かで、21時以降に熱量が上がり、23時前後がピークと言われています。にぎやかさを体験したいなら21時前後、様子をゆっくり見たいなら早めの時間が向いています。
ナナを一軒目にしないのも大切な工夫です。軽く飲んで気持ちに余裕を作ってから入るほうが、周りを見渡しながら楽しめます。初心者は、ソイカウボーイで肩慣らしをしてから向かう流れが組みやすいです。
入る前に、次の3点を決めておくと迷いません。
- 使う予算の上限(ドリンクの杯数も含めて)
- 滞在時間の目安(最初は45〜60分ほど)
- ペイバーをするかどうか(最初は「しない」と決めておくと安心)
人が増えるピーク時間帯は、声かけも増えて判断が雑になりやすくなります。上限を先に決めておけば、その場の勢いで金額が膨らむのを防げます。
ソイカウボーイの特徴と楽しみ方

ソイカウボーイは、スクンビット通りのソイ21(アソーク通り)とソイ23を結ぶ位置にある、短い通りです。40軒前後のバーが連なり、その大半がゴーゴーバーという形態になっています。BTSアソーク駅やMRTスクンビット駅から歩いて行ける、アクセスしやすい場所です。
ネオンに染まった通りは夜22時前後が最もにぎわうと言われます。写真を撮る観光客も多く、観光客慣れした空気があるため、初めてでも構えすぎずに歩けます。
ナナが「専用の建物に入っていく」感覚だとすれば、ソイカウボーイは「街の延長線上にネオンが現れる」感覚です。レストランやショッピングモールの近くにあるので、食事のあとにそのまま立ち寄る使い方もできます。
向いているのは、店を見比べながら選びたい人、短時間で軽く回りたい人、ゴーゴーバーに慣れていない人です。一気に強い刺激を取りに行きたい人には、物足りなく感じる場合があります。
短い通りを歩いて店を見比べられる
通りが短いので、全体を把握するのに時間はかかりません。まず通りを往復して、各店の入口の雰囲気、客層、混み具合を見てみましょう。店ごとに「軽く飲める店」「落ち着いた店」「欧米のお客さんで盛り上がる店」など、空気がはっきり違います。
気になる店が見つかったら、迷いすぎずに一度入ってみるのが得策です。合わなければ、すぐに外へ出て別の店を試せます。この身軽さが、ソイカウボーイのいちばんの強みです。
時間帯によっては、ハッピーアワーで1杯100バーツ以下で飲める店もあります。ただし、この後に別のエリアへ移動する予定があるなら、最初から飲みすぎないほうが安心です。アルコールに弱い人は、とくにペースに気をつけてください。
店ごとの営業時間は、おおむね18〜19時ごろ開店で、深夜2〜3時ごろまでと店によって幅があります。早い時間はまだ空いているため、落ち着いて店を選びたいなら早めの来訪が向いています。
気をつけたい店と伝票の確認
入りやすい通りとはいえ、料金の確認は欠かせません。通りの中には、頼んでいないドリンクが伝票に載っていたり、レディドリンクが実際より多く数えられていたり、明細のない合計額を示されたりするケースが報告されています。
対策は、とてもシンプルです。最初の注文の前にメニューの価格を確認し、1ラウンドごとにその場で支払い、伝票を手元に残します。金額に疑問があれば、その場で落ち着いて内訳を聞きましょう。
伝票が印字される店のほうが、手書きの店よりも内訳を確認しやすいと言われています。入店前に、メニューがあるか、価格が書かれているかをチェックする習慣をつけてください。
気になる点があったときは、無理にその場に居続けず、いったん外に出る選択もあります。通りが短いので、気持ちを切り替えて別の店に入り直すのも簡単です。
▶ 動画で確認:伝票の確認など夜の注意点7選
ゴーゴーバーやタニヤのカラオケで初心者が気をつけたい点を7つ挙げ、1つ目に伝票の確認を取り上げた注意喚起の動画です。伝票を手元に残して内訳を確認するという記事の対策と合うため、この節に置きます。
出典:タイぶつチャンネル「【タイの夜注意】これだけは注意しろ7選…」(YouTube・約12分)
パッポンの特徴と注意点
パッポンは、夜市とゴーゴーバーが同じ通りに並ぶ、観光地の延長のような歓楽街です。BTSサラデーン駅から歩ける距離にあり、女性の観光客やカップルが夜市を歩いている姿もよく見かけます。
ナナやソイカウボーイに比べると、ゴーゴーバーの密集感は控えめです。「刺激を最優先にする場所」ではなく、「夜市の雰囲気を楽しみつつ、バーものぞいてみる」という使い方が合っています。
3エリアを並べると、刺激の強さを求めるならナナ、入りやすさを求めるならソイカウボーイ、その中間の観光寄りがパッポンという位置づけです。いきなり濃い空間に入るのが不安な人には、ちょうどよい選択になる場合もあります。
一方で、入口が分かりにくいと感じる人もいます。夜市の人混みの中でバーの客引きが声をかけてくるため、断り方と料金の確認方法をあらかじめ知っておくと安心です。
夜市と観光客が混ざる通り
パッポンの特徴は、夜遊び目的以外の人が多いことです。片側の屋台で値段交渉をしているすぐ先で、バーのキャッチが声をかけています。雑多で、どこか観光地らしい空気が漂います。
楽しみ方としては、まず夜市を歩いて雰囲気をつかみ、「今日はどこまで踏み込むか」をその場で決めるのがおすすめです。いきなり店に入る必要はなく、屋台を見て回るだけでも夜の雰囲気は味わえます。
通りの目立つ側(屋台エリア)は観光寄りで、奥に入るほどバーの色が濃くなります。ただし、ナナほどの熱量ではありません。過度な期待はせず、「観光の流れで軽く寄る」くらいの感覚が合っています。
近くには、日本語看板が並ぶタニヤ通りがあります。日本人向けに整えられた別の夜のエリアで、客層や雰囲気はパッポンと異なります。詳しくは、ゴーゴーバー以外の選択肢の章で触れます。
ショー代を高額請求するフェイクバーに注意
パッポンで特に注意したいのが、ショーを見せたあとに高額な「ショー代」を請求する、いわゆるフェイクバーです。客引きの人から「ショーがある」「無料で見られる」と誘われても、そのまま入ると、あとで想定外の金額を請求される場合があると言われています。
呼び込みに誘われても、料金が書かれたメニューを見るまでは階段を上がらない・席に座らないようにしましょう。ショーの有無や料金が明記されていない場合は、断って離れて問題ありません。
入る前に、次の点を確認しましょう。
- 入口や店先に、ドリンクとショーの料金が書かれているか
- 「ショー代はいくらか」を、入る前に口頭で確認できたか
- 案内されたのが、通りに面した1階の店ではなく、階段で上る見えにくい場所ではないか
確認が取れない店は、無理に入らないのが賢明です。パッポンは「連れ出し目的には向かない」「話のタネに一度」といった見方もあるため、初めてなら、夜市の散策と雰囲気を見る程度にとどめると、トラブルを避けやすくなります。
ゴーゴーバーの料金はいくら?ドリンク・ペイバー・総額の目安

ゴーゴーバーの料金は、エリアによる差よりも、遊び方で決まります。ナナでもソイカウボーイでもパッポンでも、仕組みは基本的に共通です。
差が出るのは、主に次の3つです。
- レディドリンクの本数
- 滞在時間
- ペイバー(連れ出し)をするかどうか
なお、金額は店やシーズンによって変わります。以下の数字は、あくまで「始まりの金額」の目安として読んでください。円換算は、1バーツ≒4.75円で計算しています。
楽しさが盛り上がるほど、金額は一気に上がりやすくなります。事前に予算の上限を決めておくことが、いちばんの安心材料です。
自分のドリンクとレディドリンクの相場
入店時に最低限かかるのが、自分のドリンク代です。ビールなどで1杯150〜200バーツ前後(約700〜950円)が目安で、店によっては、ソイカウボーイで120バーツ前後から、200バーツ近い店まで幅があります。ハッピーアワーを設けている店では、1杯100バーツ以下で飲める時間帯もあります。
お酒の種類でも金額は変わります。スピリッツ類は多くの店で180〜220バーツ前後が目安です。
ゴーゴーバーでは、女性を席に呼んで話をする場合、その女性の飲み物代をこちらが負担するのが一般的です。これがレディドリンクで、1杯180〜260バーツ前後(約850〜1,250円)が目安です。
注意したいのは、レディドリンクは杯数が増えるほど総額が上がる点です。話が盛り上がるほど本数が増えやすいので、最初に「何杯まで」と決めておくと、会計の驚きを防げます。
| 項目 | 目安(バーツ) | 円換算の目安 |
|---|---|---|
| 自分のドリンク(ビールなど) | 150〜200 | 約700〜950円 |
| スピリッツ類 | 180〜220 | 約850〜1,050円 |
| レディドリンク | 180〜260 | 約850〜1,250円 |
| ハッピーアワーの1杯 | 100以下 | 約475円以下 |
ペイバー(連れ出し)の仕組みと、女性本人への支払い
ペイバーは、気に入った女性を店の外へ連れ出すときに、店へ支払う手数料のことです。多くのダンサーは、店外に出ることが可能ですが、女性が了承したときに限られます。
ペイバーの金額は店によって異なり、500〜1,500バーツ(約2,400〜7,100円)の範囲が目安です。実際には、600〜1,000バーツ前後を提示する店が多いと言われます。店によっては、24時を過ぎるとペイバーが安くなることもあります。
ここで大事なのは、支払いが2つに分かれる点です。1つは店に払うペイバー、もう1つは女性本人に払う分です。店への支払い額はあらかじめ固定されていることが多く、女性本人への支払い額は当事者同士の話し合いで決まります。
女性本人への支払いは、3,000バーツ前後(約14,000円)から、というのが一般的な目安です。過ごす時間が長いほど金額は上がります。話し合いの内容は、曖昧にせず、店を出る前に金額と時間を言葉ではっきり確認しておきましょう。
連れ出したあとに、宿泊先のホテルで追加の料金(ジョイナーフィーなど)を請求される場合もあります。この費用はホテルごとに異なるため、事前に宿泊先へ確認しておくと安心です。
ペイバーは必須ではありません。入店して飲むだけでも十分に楽しめますし、初めての夜は「しない」と決めておくのも立派な選択です。
遊び方別の総額イメージ
遊び方ごとの総額を、3つのパターンで整理します。あくまで目安なので、実際は店の料金表と相談しながら調整してください。
| 遊び方 | 内容の目安 | 総額の目安 |
|---|---|---|
| 様子見(店内のみ) | 1〜2軒を短時間、自分のドリンクと、レディドリンクを数杯まで | 2,000バーツ前後(約9,500円) |
| 長居する | 同じ店で会話が弾み、レディドリンクが増える | 3,000〜5,000バーツ(約14,000〜24,000円) |
| ペイバーをする | ドリンク代に加え、ペイバーと女性本人への支払い | 6,000バーツ〜(約28,000円〜) |
様子見の夜であれば、2,000バーツ前後に収まる計算です。ここは、初めての人がまず体験する価格帯として、現実的な目安になります。
長居すると、金額は思ったより早く伸びます。3,000〜5,000バーツに届くのは珍しくないので、財布に入れる現金の上限をあらかじめ決めておくと、使いすぎを防げます。
ペイバーをすると、6,000バーツ以上かかる見込みで、そこから時間や内容に応じて上乗せされます。近年は物価の上昇もあり、ドリンク代が上がったという声もあるため、少し余裕を持った予算を考えておくと安心です。
行き方・営業時間・おすすめの回り方
ここでは、3エリアへの行き方と営業時間、そして初心者が無理なく回れるモデルコースを紹介します。3エリアはいずれも駅から近く、電車を使って行きやすい点が共通しています。
夜の移動は時間帯によって混雑や乗り物の状況が変わるため、帰りの時間も含めて計画を立てておくと安心です。帰りの移動手段の細かな使い分けは、別の機会に整理するとして、ここでは行きの動線と時間の使い方に絞ります。
最初に押さえたいのは、「どのエリアも駅から歩ける」ことと、「ピークは夜の遅めの時間帯」という2点です。この前提を踏まえて、順番に見ていきましょう。
3エリアの最寄り駅と場所
ナナプラザは、BTSナナ駅の近くにあります。駅を降りてソイ4に入り、数十メートルほど歩くと、ネオンが急に濃くなってきます。駅から歩いて5分ほどが目安です。
ソイカウボーイは、スクンビット通りのソイ21(アソーク通り)とソイ23の間にあります。BTSアソーク駅やMRTスクンビット駅から徒歩圏内で、アソーク駅からは歩いて1分ほどと言われるほど近い場所です。
パッポンは、BTSサラデーン駅から歩ける距離にあります。夜市が出る通りを目印に進むと、屋台とバーが並ぶ一帯に出ます。トゥクトゥクが待機している場所もあるため、利用するなら事前の料金交渉が必要です。
| エリア | 最寄り駅 | 場所の目印 |
|---|---|---|
| ナナプラザ | BTSナナ駅(徒歩5分ほど) | ソイ4を進んだ先の3階建ての建物 |
| ソイカウボーイ | BTSアソーク駅、MRTスクンビット駅 | スクンビットのソイ21とソイ23の間の短い通り |
| パッポン | BTSサラデーン駅 | 夜市の屋台が並ぶ通り |
ナナ駅とアソーク駅は、BTSで1駅の距離です。この2エリアは行き来しやすいので、1晩で両方を回る計画が組みやすくなります。
営業時間と深夜営業の規制
営業時間は店によって異なります。営業時間は店によって異なります。ソイカウボーイの店は、19時前後から深夜2〜3時ごろまで営業しているところが目安です。
時間帯ごとの雰囲気の目安は、次のとおりです。
- 19時ごろ:まだ静かで、店を見て回るのに向いています。
- 21時ごろ以降:熱量が上がり、にぎやかになります。
- 22時〜23時前後:ピークを迎えます。金曜などは22時以降に一気に混みます。
深夜営業には規制があります。2001年に始まった「社会秩序」キャンペーンの一環として、公式な「エンターテインメント指定区域」の外にある店には、深夜営業の制限が課されました。その流れで、午前1時前後にネオンサインなどの外灯を消す運用が定着したと紹介されています。
お酒の販売時間にも国の基準があり、2026年5月29日から、全国の基準は午前11時〜深夜0時とされています。許可を受けた風俗・娯楽店は、この制限の対象外とされています。ただし、規則や運用は変わる可能性があるため、遅い時間まで楽しむ予定なら、当日の店の営業状況を確認しておくと確実です。
帰りの時間は計画の一部です。BTSは24時前後で終了すると言われているため、遅くまで遊ぶ日は、あらかじめ帰りの手段を考えておきましょう。
初心者向けモデルコース(ソイカウボーイで様子見→ナナ)
初めての人に組みやすいのが、「ソイカウボーイで肩慣らし→ナナで本番」というコースです。金曜の夜19時スタートで、BTSを使って移動する想定で紹介します。
- 19:00 アソーク(ソイカウボーイ)で肩慣らし:まず通りを往復し、混雑度と客層を見ます。1軒入る場合も、滞在は45〜60分が目安です。ハッピーアワーなら、1杯100バーツ以下で飲める時間帯もあります。
- 20:30 ナナへ移動:BTSで1駅、または歩いて20分ほどです。21時前後、ネオンがもっとも濃くなる時間帯にナナプラザに入ります。
- 21:00〜 ナナで本番(120分前後):いきなり上階へは行かず、建物を一周してから店を選びます。22時前後のピークを体験します。
- 22:30〜23:30 判断タイム:ここでは「続けるか、切り上げるか」を冷静に決めます。
判断タイムは、とても大切な時間です。お酒が回り、音量も気になり始め、人も増える時間帯で、楽しい反面、判断力は落ちやすくなります。ここで無理に店を増やすと、疲れた状態で混雑の中を歩くことになります。
「もう一軒いける」と感じても、その感覚はだいたい勢いによるものと考えて、いったん立ち止まるのがおすすめです。全部を回るより、ピークをしっかり体験したほうが満足度は高くなります。
時間が限られている人は、ソイカウボーイだけで1〜2時間楽しむ方法もあります。逆に、にぎやかさをしっかり体験したい日は、ナナを中心に据える方法もあります。自分の体力と予算に合わせて、コースを短くしても問題ありません。
ぼったくり・失敗を避けるチェックリスト

ゴーゴーバーで多い失敗は、料金の認識違いと、その場の勢いによる使いすぎです。どちらも、事前に確認項目を決めておけば、かなり防げます。
ここでは、入店前・入店中・会計時・連れ出し時に分けて、チェックリストにしました。スマホにメモしておくと、現地で見返せて便利です。
入店前のチェック
- 予算の上限と、滞在時間の目安を決めたか
- ペイバーをするか、しないかを決めたか(初回は「しない」がおすすめ)
- 呼び込みの人に誘われても、メニューの料金を見るまで入らないと決めたか
- ショーがある店は、ショー代の有無と金額を確認したか(特にパッポン)
入店中のチェック
- 最初の注文の前に、メニューの価格を読んだか
- レディドリンクは「何杯まで」と、自分の中で決めているか
- 酔いすぎていないか(ピーク時間は判断が鈍りやすい)
- 内部の撮影禁止など、店や建物のルールを守っているか
会計時のチェック
- 1ラウンドごとにその場で払い、伝票を手元に残しているか
- 頼んでいないドリンクが載っていないか
- レディドリンクの杯数が、実際より多く数えられていないか
- 明細のない合計額を示されたら、内訳を落ち着いて確認したか
連れ出し時のチェック
- 店に払うペイバーと、女性本人に払う金額を、別々に確認したか
- 女性本人に払う金額と時間を、店を出る前に言葉で確認したか
- 宿泊先で、追加料金(ジョイナーフィーなど)がかかるか確認したか
- 暗い店内でも、相手の状況を確認する余裕を持てているか
もし料金に納得できない場面になったときは、感情的にならず、伝票の内訳を指さして一つずつ確認しましょう。周りに人が集まってきて雰囲気が重くなったと感じたら、無理に押し切らず、落ち着いて対応することが大切です。
最後に、「楽しめる範囲」を決めることが何よりの対策です。予算内で、短めに、余裕を持って切り上げる。この習慣があれば、初めての夜でも安心して過ごせます。
ゴーゴーバー以外の夜遊びの選択肢
「ゴーゴーバーは少し気が引ける」「別の形でバンコクの夜を楽しみたい」という人もいるはずです。バンコクには、ゴーゴーバー以外にもいくつかの選択肢があります。
ここでは、テーメーカフェ、日本人向けカラオケ(タニヤ通り)、屋台バーやナイトマーケットの3つを紹介します。それぞれ雰囲気も料金の仕組みも違うので、自分に合うものを選んでください。
どの場所でも、事前に料金を確認する、現金の上限を決めるという基本は共通です。ゴーゴーバーで紹介したチェックリストの考え方は、そのまま応用できます。
テーメーカフェ
テーメーカフェは、日本語でいうところの「出会い系カフェ」のような場所です。店内には女性が待機しており、自分で話しかけて、条件や金額を相談する形式です。
場所はBTSアソーク駅とBTSナナ駅の中間あたりにあり、ゴーゴーバーとはしごする人もいます。ナナからテーメー、ソイカウボーイへと流れる動線は、定番の夜の回り方として知られています。
いつも混雑していて、席が埋まっていることも少なくありません。カフェという名前ですが、軽食も出ています。ただし、店内での撮影は嫌がられることがあるため、控えたほうが無難です。
条件は自分で話し合う形式なので、金額と内容は、必ず事前に言葉ではっきり確認してください。相手と合意した内容を曖昧にしないことが、トラブルを避ける基本です。
日本人向けカラオケ(タニヤ通り)
バンコクで「カラオケ」というと、日本のカラオケボックスではなく、キャバクラのような接客を伴うお店を指すことが多いです。日本人向けの店が多く、日本語を話せる女性が在籍しています。
こうした店が集まっているのが、パッポンのすぐ近くにあるタニヤ通りです。日本語の看板が並び、日系色の強い歓楽エリアで、客層もパッポンとはやや異なります。
英語やタイ語に自信がない人にとっては、言葉の不安が少ないのが大きな利点です。ゴーゴーバーのように大音量の空間が苦手な人にも、比較的落ち着いて過ごせる選択肢です。
料金体系は店ごとに異なります。セット料金なのか、時間制なのか、ドリンクは別料金なのかを、入る前に確認してください。分からない点は、遠慮せずに質問して構いません。
屋台バーやナイトマーケットでゆっくり飲む
「静かにゆっくり飲みたい」という日には、屋台風のバーで過ごす方法もあります。ソイカウボーイの入口付近には、人通りを眺めながら飲める屋台風のバーが出ていることがあり、ペイバーの話を持ちかけられず落ち着いて飲めると紹介されています。営業状況は時期によって変わるため、現地で確認してください。
パッポンの夜市も、お店に入らず雰囲気だけ楽しめる場所です。屋台を見て歩くだけでも、バンコクの夜らしい空気を味わえます。
同行者が女性の場合は、アジアティーク・リバーフロントも定番のナイトマーケットです。BTSサパーンタクシン駅近くの船着き場から、無料のシャトルボートが出ており、営業時間は16:00〜24:00です。食べ歩きなら、300〜600バーツ(約1,400〜3,000円)ほどで十分に楽しめます。
夜市は、お酒を飲みながら食事や買い物も楽しめるため、ゴーゴーバーに行く人と行かない人が一緒に夜を過ごす場合にも便利です。無理にゴーゴーバーに入らず、夜のバンコクを楽しむ選択もぜひ検討してみてください。


