折り紙の熱帯魚の折り方|手順・顔の描き方・飾り方まで

熱帯魚の折り紙は2タイプ|じっくり折る版とラクに折る版

熱帯魚の折り紙は、折り紙1枚で作れて、顔の描き方しだいで表情が変わるのが魅力です。同じ形に折っても、目の色や口の形、模様が違うだけで、まったく別の魚に見えてきます。

この記事では、折り方を2タイプに分けて紹介します。じっくり折る版は全19ステップで、完成度の高い熱帯魚になります。

もうひとつは、角や辺がぴったり合わなくても形になる、5回で折れる簡単版です。どちらも「折る → 顔を作る → 飾る」という流れは同じなので、気に入ったほうから始めて大丈夫です。

「どちらを選べばよいか迷う」という方のために、まず2つの違いを表にまとめました。

比べる点 じっくり折る版 簡単版(5回で折れる)
難しさ 中級(★3つ) ずれて折ってもOK
折る工程 19ステップ(折る回数は13回) 手順は多めで、写真や動画を見ながら折る
時間の目安 10〜20分(個人差あり) 短時間で折れる
向いている人 保護者、先生、折り慣れた子 小さな子、初めて折る子、大人数の教室

表を見て「どちらも気になる」と感じたら、両方を折ってみるのもよい方法です。簡単版で魚の形のイメージをつかんでから、じっくり折る版に進むと、完成形が頭に入っているぶん落ち着いて折れます。

このあと、まず2タイプの特徴を説明し、続いて準備するもの、じっくり折る版の19ステップ、つまずきやすい工程の対処法を順に解説します。

そのあとで、目・口・模様の描き方と、完成後の飾り方・遊び方まで一気に紹介します。最後まで読めば、折る前から飾った後までの流れがつかめます。

じっくり折る版は中級・10〜20分が目安

じっくり折る版は、難しさが★3つ(中級)の作品です。ステップ数は19で、実際に紙を折る回数は13回です。ステップ数より折る回数が少ないのは、裏返すだけのステップや、顔を描くステップが含まれているためです。

所要時間は10分〜20分が目安とされていて、個人差があります。初めて折るときは長めに見ておき、2匹目からは手が覚えて早くなる、と考えると気持ちに余裕が生まれます。

15cm×15cmの折り紙で折ると、出来上がりは縦が約6cm、横が約7.5cmになります。手のひらにのる、ちょうどよい大きさです。

見た目はアニメに出てきそうなかわいらしいデザインで、南国の海にいそうなカラフルな熱帯魚に仕上がります。

夏の飾りとして、また子ども部屋の壁飾りや教室の装飾としても使いやすい作品です。

ステップ数が多いと聞くと身構えてしまうかもしれません。ただ、折り筋をつける工程が多く、難しい折りが続くわけではありません。

ひとつずつ丁寧に進めれば、完成までたどり着けると紹介されています。

保護者の方や先生が先に1匹折って見本にすると、子どもに声をかけやすくなります。見本があれば、「ここで裏返すんだよ」「この線に合わせてね」と、完成形を見せながら伝えられるからです。

じっくり折る版に向いているのは、次のような場面です。

  • 雨の日や休日に、落ち着いて折り紙の時間を取れるとき
  • 折り筋をつける作業そのものを楽しめる子や大人と折るとき
  • 飾りの主役になる、整った1匹がほしいとき

反対に、折り紙の時間が短いときや、まわりの手助けが少ないときは、次に紹介する簡単版のほうが気持ちよく終われます。

ずれてもOKな5回で折れる簡単版もある

もうひとつは、「角と角、辺と辺が合わなくても素敵に仕上がる」という考え方で作る簡単版です。「いろんな子がいるように、折り紙もいろいろでいい」という発想で、ずれることを失敗と考えません。

折る回数は5回だけなので、小さなお子さんや、折り紙に慣れていない方にも取り組みやすい折り方です。

手順は次のとおりです。

  1. 半分より少し下で折ります。
  2. 裏返して、右の角を上の角に向かって折ります。
  3. 左の角を上の角に向かって折ります。
  4. 2で折ったところを、半分くらい折り返します。
  5. 3で折ったところを、半分くらい折り返します。

最後に裏返して、左右が横になるように向きを変えれば、できあがりです。

「半分くらい」「少し下」という書き方のとおり、ぴったり合わせなくてよいのがポイントです。ずれた分だけ、魚の形が一匹ずつ変わります。

その違いが、それぞれの熱帯魚の個性になります。ヒレが大きめの魚、ほっそりした魚など、並べてみると表情の違いが見つかります。

簡単版で気をつけたいのは、折り返す幅をそろえすぎようとして、かえって時間がかかってしまうことです。「だいたいこのくらい」で進めるのが、この折り方の楽しみ方です。

選び方の目安は次のとおりです。

  • 小さなお子さんと一緒に、短い時間で楽しみたいなら簡単版
  • きれいに整った1匹をじっくり作りたいなら、じっくり折る版
  • 教室でたくさん作るなら、まず簡単版でならし、慣れてからじっくり折る版

次の表は、状況別に「どちらから始めるか」を整理したものです。

状況 おすすめ 理由
初めて折り紙をする子と 簡単版 ずれても形になり、達成感を得やすい
折り慣れた子や大人が じっくり折る版 折り筋を使った立体的な形が楽しめる
人数が多い教室で 簡単版から 手順が少なく、全員が最後まで進みやすい
POINT 迷ったら、まず5回で折れる簡単版から。折り紙に慣れてきたら、19ステップのじっくり折る版に進むと無理がありません。

折る前に用意するもの

折る前に用意するもの

熱帯魚の折り紙は、折り紙と、顔をつくる道具があればすぐに始められます。

特別な道具はいりません。ただ、顔の仕上がりが作品の印象を大きく左右するので、シールとペンは前もって用意しておくと安心です。折ってから「シールがない」と気づくと、せっかくの勢いが途切れてしまいます。

用意するものは次のとおりです。

  • 折り紙(好きな色。15cm角がちょうどよいサイズ)
  • 丸シール(直径15mmを1つ、8mmを1つ。目玉をシールで貼るとき)
  • ペン(黒と白)

簡単版を作るときは、マーカーやクレヨンで顔や模様を描く方法も紹介されています。手持ちの道具で始めて大丈夫です。

道具が揃ったら、机の上を広く空けて、折り紙を置く場所を確保しましょう。折り筋をつける工程では、指で紙を押さえてなぞる動作が何度も出てくるため、平らで安定した机が向いています。

お子さんと折るときは、折り紙を何枚か多めに出しておくのもおすすめです。1枚目で折り方を覚え、2枚目で色や顔を変えて、というように続けて楽しめます。

折り紙は15cm角が折りやすい

折り紙は好きなサイズで折れますが、じっくり折る版では15cm×15cmがちょうどよいとされています。

15cm角で折ると、出来上がりは縦約6cm、横約7.5cmになります。

小さな折り紙で折ることもできます。小さな折り紙で折ることもできます。ただ、紙の重なる部分が分厚くなる工程があるので、折りやすい位置を探しながら折りましょう。

柄入りの折り紙を使う場合は、柄が細かすぎると折り筋が見えにくくなることがあるため、最初は無地を選ぶと進めやすくなります。

折り始めるときは、色のついた面を下にして、白い面を上にします。そのうえで、上下と左右に角がくるように置いてください。

この置き方が、すべてのステップの出発点になります。

折り紙選びで迷ったときの目安を、表にまとめました。

選ぶ基準 おすすめ 理由
サイズ 15cm角 15cm×15cmがちょうど良い
柄 最初は無地 折り筋や図との見比べがしやすい

ペンと丸シールがあると顔が決まる

目や口はペンで描いてもかまいません。ただ、丸シールを貼ると、とてもかわいく仕上がると紹介されています。

丸シールは百円ショップや文房具店で売られていて、15mm・8mm・5mmのサイズがよく見られます。

注意したいのは、黒い丸シールがあまり売られていない点です。最近は見かけることもあるものの、置いていないお店のほうが多いようです。

黒がないときは、青や緑の丸シールをペンで黒く塗ると、目玉に使えます。

また、目は黒でなくてもかまいません。折り紙の色に近い同系色にすると、やさしい雰囲気になります。

ペンは、黒と白を用意しておくと便利です。

前もってシールを台紙から出して机に並べておくと、仕上げのときに慌てずに済みます。台紙のまま使うと、小さなシールははがすときに指先でつまみにくいので、ピンセットや爪楊枝の先を使うのも一案です。

道具の使い分けを、簡単にまとめます。

  • 白い15mmの丸シール:目の白目になる
  • 黒い8mmの丸シール:目の黒目になる(なければ青や緑を黒く塗る)
  • 赤やピンクの8mmの丸シール:口のアレンジに使う
  • 黒ペン:口、目の輪郭、模様に使う
  • 白ペン:ウロコや模様に使う

熱帯魚の折り方の手順

ここからは、じっくり折る版の全19ステップを順に説明します。

前半の1〜8で折り筋をつけて形の土台を作り、9〜13で裏返しながら左右と下の端を中心へ折ります。

14〜16では下の左右の端を折って折り返し、17〜18で裏返して白い部分を引き出します。最後の19で顔を描いて完成です。

先に全体の流れをつかんでから、ひとつずつ進めましょう。

折り紙は、色のついた面を下にして、上下左右に角がくるように置いてから始めます。

次の表は、19ステップを大きく5つのまとまりに分けたものです。迷ったときは、いま自分がどのまとまりにいるのかを確認してみてください。

ステップ 主な動き 気をつける点
1〜2 三角に折り、中心の折り筋をつける 角をぴったり合わせる
3〜8 上の角を1枚だけ持って折る 戻す工程と戻さない工程を区別する
9〜13 裏返しながら左右と下の端を中心へ 裏返す前に形を確認する
14〜16 ヒレになる部分を折って折り返す 左右で向きが反対になる
17〜19 裏返して引き出し、顔を描く 紙を破らないようゆっくり動かす

1〜2|三角に折って中心の折り筋をつける

ステップ1では、下の角を上の角にぴったり合わせて、ずれないようにしっかり押さえながら半分に折ります。これで三角形ができます。

ステップ2では、左右の角をぴったり合わせて折り、折れたら元に戻します。これで、真ん中にたての折り筋が1本つきます。

ここは折ったままではなく、折り筋をつけて戻す工程です。

このたての折り筋は、あとで左右の端を寄せるときの目印になります。しっかり指でなぞって、はっきりつけておきましょう。

角を合わせるときは、重なった紙がずれないよう、端を押さえて折るときれいに仕上がります。最初の2ステップで角がずれると、そのずれが後の工程まで引き継がれやすいので、ここは少し時間をかけてかまいません。

「折り筋をつけるだけ」と心の中で唱えながら折ると、防ぎやすくなります。

3〜8|上の角に折り筋をつけて形を整える

ここからは、上の角を「1枚だけ」持って折る工程が続きます。三角形の紙は2枚重なっているので、どちらの1枚を持っているか確認しながら進めてください。

ステップ3では、上の角を1枚だけ持ち、下の中心に合わせて折って、そのあと戻します。これで横に1本の折り筋ができます。

ステップ4では、上の角を1枚だけ持ち、ステップ3でつけた折り筋とたての折り筋が合わさる中心に合わせて折り、戻します。これで横にもう1本、折り筋ができます。

ステップ5では、上の角を1枚だけ持ち、すぐ下の折り筋に合わせて折ります。ここでは戻さず、折ったままにします。

ステップ6では、ステップ5で折った部分の裏側にある1枚を持ち、手前に出します。

ステップ7では、手前に出した1枚を、ステップ3でつけた折り筋で下へ折ります。

ステップ8では、上の端を持ち、白い部分にある山折りの折り筋に合わせて折ります。

3と4は「折って戻す」、5からは「折ったまま」という違いを意識すると、混乱しにくくなります。

  • ステップ3・4:折り筋をつけて戻す
  • ステップ5:折ったままにする
  • ステップ6〜8:1枚を出して、折り筋に沿って折る

この範囲は、折り筋を頼りに進める部分です。折り筋が薄いと、あとの工程で合わせる位置が見えにくくなります。ステップ3と4の折り筋は、爪の腹などで軽くなぞって、はっきりさせておくと安心です。

途中で「いま何枚の紙を持っているのかわからない」となったら、いったん手を止めて、紙の端をそっと広げ、重なりの枚数を目で確かめてください。1枚だけ持つ工程で2枚まとめて折ってしまうと、形が合わなくなります。

9〜13|裏返しながら左右と下の端を中心へ

ここは、裏返す動作が何度も出てくる工程です。裏返す前に、写真や図と同じ形になっているか確認してから進めましょう。

ステップ9では、形を確認して、横に裏返します。

ステップ10では、左右の端を、中心の折り筋にぴったり合わせて折ります。

ステップ11では、形を確認して、横に裏返します。

ステップ12では、下の左右の端を、中心にぴったり合わせて折ります。

ステップ13では、形を確認して、横に裏返します。

「横に裏返す」とは、紙を左右にめくるように返す動きです。上下にひっくり返すと向きが変わってしまうので、注意してください。

左右の端を中心へ寄せるときは、ステップ2でつけたたての折り筋が目印になります。

端をそろえてから折ると、左右のバランスがきれいに整います。

この範囲では、折る作業よりも「裏返す」「確認する」の回数が多くなります。作業が単調に感じたら、1回裏返すたびに「図と同じ形かな」と声に出して確かめる習慣をつけてみてください。お子さんと一緒なら、確認する役を交代しながら進めると、集中が続きやすくなります。

14〜16|下の左右の端を折って折り返す

この工程は、じっくり折る版でいちばん迷いやすいところです。左右それぞれを「折って、折り返す」動きを、順番に丁寧に進めます。

ステップ14では、下の左端を、水平になるように右へ折ります。

折る位置の見つけ方がポイントです。1枚めくった中を見ると、青丸で囲まれた部分に横線の端が見えます。めくった部分を戻して、ちょうどその端の位置で折ります。

その部分は紙が分厚くなっているので、折りやすい位置で折ると、自然にその位置で折れると紹介されています。

ステップ15では、ステップ14で折った部分を、端が水平になるように左へ折り返します。

ステップ16では、右側もステップ14〜15と同じように折ります。まず左側と同じ位置で、下の右端を左へ水平になるように折ります。次に、折った部分を端が水平になるように右へ折り返します。

左右で、折る向きが反対になる点に気をつけましょう。

  • 左側:右へ折る → 左へ折り返す
  • 右側:左へ折る → 右へ折り返す

「水平になるように」とは、折った端が横に一直線にそろう状態を指します。折ったあとに端が斜めになっていたら、位置が少しずれているサインです。いったん開いて、分厚くなっている部分を指で確かめ直しましょう。

左側が折れたら、すぐ右側に進む前に、左側の形を目で覚えておくと便利です。右側は鏡に映したような動きになるので、左側の形と見比べながら折ると、位置がそろいやすくなります。

17〜18|裏返して白い部分を引き出す

ステップ17では、形を確認して、横に裏返します。

ステップ18では、段になっている部分をめくり、中にある白い部分を手前に引っ張り出します。

ここで、熱帯魚らしい立体的な形が見えてきます。引き出すときは、紙を破らないよう、ゆっくり動かしてください。

引き出すとき、一気に引っ張ると、折り筋に負担がかかります。指先で少しずつ手前に動かし、白い部分が出てくる様子を見ながら調整しましょう。

最後のステップ19が顔を描く工程です。目や口、模様の描き方は、後の章で詳しく紹介します。

ここまで来れば、あとは仕上げだけです。折り終えたら、全体の形を軽く整えてから顔づくりに進みましょう。

顔を付ける前に、机の上で形を軽く押さえて落ち着かせると、シールが貼りやすくなります。

つまずきやすい工程と対処法

つまずきやすい工程と対処法

19ステップのなかで、特に迷いやすいのはステップ14〜16です。

ここでは、つまずいたときの落ち着いた対処法と、失敗を防ぐチェックポイントをまとめます。

折り紙は、わからなくなったときに焦らないことが大切です。途中でやめても、折り筋は残っているので、いつでも再開できます。

難しく感じたら、無理に一気に進めず、少し休んでから取り組みましょう。

つまずきの原因は、大きく分けて3つです。ひとつ目は「1枚だけ持つ」工程で枚数を間違えること、ふたつ目は折り筋が薄くて目印が見えないこと、三つ目は裏返す向きを取り違えることです。原因がわかれば、戻る場所も決めやすくなります。

困りごと 考えられる原因 戻る場所の目安
端が合わない 折り筋が薄い、角がずれている ステップ1〜4の折り筋を確認
形が図と違う 1枚だけ持つ工程で2枚折った ステップ5〜8を見直す
ヒレの位置が決まらない 折る位置が見つけられない ステップ14の分厚い部分を探す

14〜16でわからなくなったとき

ステップ14〜16で迷ったときは、動画で動きを確認するのがおすすめです。

折り方を紹介している「たつくりのおりがみ」のYouTubeチャンネルでは、音声解説つきで丁寧に解説されています。

写真だけで不安な方は、動画を見ながら折ると動きがつかみやすくなります。

一度折り方を理解してしまえば、実際にはそれほど難しくないと紹介されています。

動画のほかに、次の3つを試すと乗り越えやすくなります。

  1. ステップ14で、1枚めくって横線の端がどこにあるかを確認する
  2. 折る位置がわからなければ、分厚くなっている部分を探す
  3. 左側を折り終えてから、右側は同じ手順を繰り返すだけと考える

左側がうまく折れれば、右側は同じ位置で折るだけです。左右の端の高さをそろえると、仕上がりが整います。

どうしても形が崩れてしまったときは、その1枚にこだわらず、新しい紙でもう一度ステップ1から折り直すのも選択肢です。2回目は折り筋の位置や紙の重なりが頭に入っているので、迷いが減ります。

あきらめずに、もう一度ゆっくり挑戦してみてください。

裏返す前に形を見比べるチェックポイント

この折り紙では、ステップ9・11・13・17と、何度も裏返します。裏返す前に形を確かめる習慣をつけると、失敗が減ります。

図や写真と見比べるときは、次の点をチェックしましょう。

  • 折り筋が、図と同じ場所に入っているか
  • 左右の端が、中心にそろっているか
  • 折った部分が、途中でずれたり浮いたりしていないか
  • 紙の向き(上下・表裏)が、図と同じか

もし形が違っていたら、ひとつ前のステップに戻ってやり直しましょう。折り紙は、戻って確認するほうが近道になることが多いです。

お子さんと折るときは、「図と同じかな?」と一緒に見比べながら進めると、観察する楽しさも生まれます。手順どおりに折ることで集中力や観察力が育つ、とも紹介されています。

チェックのときは、紙を机に置いたまま、少し離れた位置から全体を眺めるのも有効です。近くで見ていると気づかない左右のずれが、離れると見えてくることがあります。

POINT 裏返す前に、図と同じ形か確認してから進めましょう。迷ったら、動画で動きを見るのも助けになります。

目・口・模様の描き方

目・口・模様の描き方

折り終えた熱帯魚は、顔を描くことで、一気に表情が出てきます。

目は丸シールを使うと、かわいく仕上がります。口と模様は、ペンやシールで自由にアレンジできます。

顔のつくり方に決まりはなく、同じ形に折った魚でも、描き方しだいで一匹ずつ違った熱帯魚になります。

ここでは、基本の描き方と、アレンジの例を順に紹介します。

顔づくりでは、貼ったり描いたりしたあとのやり直しがしにくい点に気をつけましょう。いきなり本番の魚に描かず、余った折り紙の端やメモ用紙で、先に試し描きをしておくと安心です。

また、顔を決める順番は「目 → 口 → 模様」がおすすめです。目の位置が決まると魚の向きと表情の軸ができ、口や模様のバランスもとりやすくなります。

白と黒の丸シールを重ねてぱっちりした目に

基本の目は、白い15mmの丸シールを貼り、その上に黒い8mmの丸シールを重ねる方法です。

白目と黒目ができて、ぱっちりした、かわいい目になります。

黒い丸シールが手に入らないときは、青や緑のシールをペンで黒く塗れば代わりになります。

目は、必ず黒でなければならないわけではありません。折り紙の色に合わせて、同系色の目にしても素敵です。

たとえば、緑の折り紙には緑の目、青の折り紙には青の目、という組み合わせが紹介されています。

シールを貼る位置は、魚の顔のあたりです。貼る前に一度のせて、バランスを見てから貼ると失敗しにくくなります。

白いシールを先に貼り、黒いシールはその中央にそっと重ねるのがコツです。黒目の位置を少し寄せると視線が生まれ、中央に置くと正面を見つめているような表情になります。

目の印象の違いを、次の表にまとめます。

目のタイプ 作り方 印象
基本の目 白15mmに黒8mmを重ねる ぱっちりしてかわいい
同系色の目 折り紙と近い色のシールを貼る やさしくなじむ
ペンで描く目 黒ペンで描く 手描きらしい素朴さ

口はペンで描くか、丸シールで表情をつける

口は、ペンで自由に描くのが基本です。口が描けたら完成です。

シールを使うと、また違った表情が楽しめます。

ひとつめは、笑った口です。8mmの赤い丸シールを半分にして貼ると、にっこりした口になります。

ふたつめは、ポカンとあいた口です。8mmのピンクの丸シールをそのまま貼ると、とぼけた表情になります。

口のタイプ 使うもの 表情
ペンで描く口 黒ペンなど 自由に変えられる
笑った口 8mmの赤い丸シール(半分) にっこり
ポカンとあいた口 8mmのピンクの丸シール とぼけた顔

ほかにも、いろいろな顔ができると思うので、自由に試してみてください。

シールを半分にするときは、貼りたい形を先にイメージしておくと、貼る位置に迷いません。台紙に貼ったまま、はさみで半分に切ってからはがすと、小さなシールでも扱いやすくなります。

ペンで口を描くときは、線の太さや形で表情が変わります。上向きの曲線ならにこやかに、小さな丸ならおどろいた様子に見えます。目とのバランスを見ながら、大きさを決めてください。

ウロコや模様は白ペンで、なければ黒ペンで

ウロコや模様は、白いペンで描くと、カラフルな折り紙によく映えます。

白いペンがなければ、黒いペンでも大丈夫です。黒で描くと、くっきりと引き締まった印象になります。

描き方の例を挙げます。

  • 点をたくさん打って、水玉模様にする
  • 線を引いて、しま模様にする

簡単版では、マーカーやクレヨンで目・口・模様を描く方法も紹介されています。

いろいろな色の熱帯魚を作ると、「いろんな熱帯魚ができたよ!」という楽しさが広がります。

教室では、同じ形に折った魚に、子どもたちが自由に模様を描くと、個性の違いが見えて盛り上がります。

模様は描きすぎず、折った形のよさが残る程度にするのがおすすめです。折り目や段差の上にペンを走らせると線が途切れやすいので、平らな部分を選んで描くと、きれいに仕上がります。

濃い色の折り紙には白ペン、明るい色の折り紙には黒ペンというように、紙の色との明暗の差を意識すると、模様がはっきり見えます。

仕上げの前に、次の点を見直してみましょう。

  • 目の位置が左右でそろっているか
  • 口が大きすぎたり小さすぎたりしないか
  • 模様が顔と重なって、表情が隠れていないか

完成した熱帯魚の飾り方・遊び方

熱帯魚が完成したら、飾って、遊んで、さらに楽しめます。

この作品は、夏の飾りや子ども部屋の壁飾り、教室の装飾にもおすすめと紹介されています。

ここでは、3つの楽しみ方を取り上げます。どれも特別な準備はいらず、折ったその日にすぐ試せるものです。

お子さんの様子に合わせて、気に入ったものから取り入れてみてください。

飾り方を選ぶときの目安として、次の表を参考にしてください。

楽しみ方 向いている場面 ポイント
壁飾り 子ども部屋、教室、夏のイベント 色違いをたくさん並べる
モビール 窓辺、風が通る場所 荷造り用テープで涼しげに
向かい合わせ ごっこ遊び、会話の場面づくり 表情の違う2匹を組み合わせる

たくさん作って水族館風の壁飾りに

カラフルな折り紙でたくさん作ると、まるで水族館や海の中のような華やかさが楽しめます。

色違いの熱帯魚を並べるだけで、壁がにぎやかになります。

楽しむコツは、1匹ずつ顔を変えることです。目の色や口の形、模様を変えると、同じ形でも個性が出て、見ていて飽きません。

夏のイベントや、教室の装飾にも向いています。

みんなで1匹ずつ作って壁に集めれば、クラス全員の「水族館」が完成します。

ほかにも、海の生き物の折り紙を加えて、水族館に仕立てる楽しみ方が紹介されています。ペンギンやクジラ、貝殻、カニ、タコなど、水の生き物の折り紙はいろいろあるので、魚の仲間に加えると、にぎやかな海の世界になります。

並べるときは、魚の向きをそろえすぎないのがコツです。右向き、左向きを混ぜると、群れで泳いでいるような動きが生まれます。色の組み合わせも、似た色を近くに固めるより、違う色を交互に置くほうが華やかに見えます。

壁に貼るときは、はがしやすいテープなど、壁や掲示物を傷めにくいものを選ぶと安心です。飾る場所のルールがある教室などでは、先に確認しておきましょう。

透明感のあるモビールにして揺らす

簡単版の遊び方として、モビールの作り方が紹介されています。荷造り用テープを使うと、透明感があって涼しげになるそうです。

作り方は次の3つのステップです。

  1. 熱帯魚を2匹折り、裏に荷造り用テープを貼る
  2. 荷造り用テープの先をストローに巻きつけて留める
  3. ストローにたこ糸を通し、糸の両端を上で結ぶ

結んだ糸を吊るすと、熱帯魚が揺れて、泳いでいるように見えます。

窓の近くや、風が通る場所に吊るすと、ゆらゆらした動きが楽しめます。

2匹の色を変えると、揺れたときに色の違いがよく見えます。

吊るす場所は、お子さんの手が届きにくい高さにすると、安心して飾れます。ストローやたこ糸を口に入れたり、引っ張ったりしないよう、小さなお子さんと作るときは大人がそばで見守りましょう。

モビールは、完成したあとも、糸の長さやテープの貼り方を直しながら調整できます。2匹の高さが違うと動きが出て、同じ高さだと落ち着いた雰囲気になります。好みに合わせて試してみてください。

向かい合わせにして会話しているように見せる

モビールでは、2匹を向かい合うようにすると、お話をしているように見えると紹介されています。

表情を変えた2匹を向かい合わせると、「なんて話しているのかな?」と想像が広がります。

たとえば、笑った口の魚とポカンとした口の魚を組み合わせると、ユーモラスな会話になります。

お子さんにセリフを考えてもらうと、ごっこ遊びのように楽しめます。

壁飾りでも、2匹を向かい合わせに貼れば、同じように会話の場面をつくれます。

会話の場面を作るときは、大きさや色が違う魚を組み合わせるのもおすすめです。親子の魚や、友達同士の魚という設定を考えると、お話がふくらみます。

折って、描いて、飾って、遊ぶところまで楽しめるのが、この熱帯魚の折り紙のよさです。

ぜひお気に入りの一匹を作って、ご家庭や教室で楽しんでください。




最後までお読み頂いてありがとうございました。

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