認知症サポーター養成講座とは?資料や内容とオレンジリング画像も
認知症サポーター養成講座とは?資料や内容とオレンジリング画像も
少子高齢化といわれている今。
お年寄りや不規則で忙しい生活を送る人が増加したことで、認知症患者が年々増えています。
認知症患者が家にいると徘徊したり暴れたり、家族も大変ですよね。誰にも言えずに悩んでいる人も多いと思います。
実際に認知症の母親との心中未遂という悲しい事件も発生しています。
私も認知症の祖父を看取り、祖母を介護していますので、この気持は痛いほど分かります。
そのような悲しい事件が起こらないようにするために、
認知症サポーター養成講座というものがあります。私も受講したことがあります。
今回は認知症サポーター養成講座とは何なのか、認知症サポーターのオレンジリングについて紹介したいと思います。
- 認知症サポーター養成講座とは?資料や内容とオレンジリング画像も
- 認知症サポーターのオレンジリング画像
認知症サポーター養成講座とは?資料や内容とオレンジリング画像も
認知症サポーター養成講座とは厚生労働省がすすめているもので、都道府県や市町村で開催を行っています。
認知症サポーター養成講座の時間は1時間~1時間半で、内容は認知症の症状や、診断治療、予防や気持ちの理解、私達ができることなどについて学びます。
厚生労働省の狙いは、
・認知症をしっかりと理解して、偏見を持たないこと
・認知症患者やその家族への理解を深めること
・周りに認知症で困っている家族がいたらできることから始めてあげること
・地域で協力したり、連携がとれるようにすること
などです。(厚生労働省のホームページより)
認知症について全くわからない人や、家族が認知症になって困っている人はぜひ受講してほしい講座です。
認知症患者について詳しく知識を身につけることができます。しかも誰でも受講できて受講費も無料。
受講する場所は、例えば市役所や市民センター、子供会や学校など、とにかく人数が10人以上集まれば開催することができます。
私は老人ホームで働いていた友人に誘われて受講してみました。
緊張して行ったのですが、自分と同じように家族が認知症になって困っている人とも仲良くなることができて結果的にとても良かったです。
ちなみに資料はこんな感じでわかりやすく難しいことはありません。
↓認知症サポーター養成講座の資料(その1)
↓認知症サポーター養成講座の資料(その2)※クリックすると拡大画像が開きます。
資料は各受講場所で無料で配布しています。
そしてインターネットなどでも、「この認知症サポーター養成講座の資料を使用しても良いですよ」といっている所も多いです。
こちらは横浜市の認知症サポーター養成講座のオリジナル資料の一部ですね。
http://shimin-sector.jp/machicare/kyouzai.html
こんな感じで実際に認知症患者や支える家族や、介護職員になりきってみてよりお互いの気持ちを理解するような勉強時間もあります。
もし認知症サポーター養成講座を受講したい人はお近くの市役所に問い合わせるか、市政便りなどについてくる場合もあるのでご確認をお願いします。
多くの自治体で開催していますので、まずはお住まいの市町村のホームページを確認してみてください。
認知症サポーター養成講座の内容
私が体験した認知症サポーター養成講座の内容を簡単に紹介します。
私の時は保健センターで各自好きな場所に座り、午前中は
・認知症についての説明
・実際に困っている人の体験談
・介護や法人で働いている方から認知症患者と触れ合う時の注意点
などを教えてくれました。
午後は、グループになって認知症の役の人と、サポートする役の人とに分かれて実際に演技をし、交互にやりました。
最後は、認知症の方が住みやすい環境はどんな環境かということを各グループで模造紙に書いて発表しました。
私たちが支援できることなどを模造紙にどんどん書き足していって、最後に全グループから発表という形です。
私達と同じように認知症の家族を持っている人などと交流できて非常に貴重な体験となりました。
家族に認知症の方がいらっしゃって困っていたり、不安がある方はぜひ受けてみてください。自分たちだけじゃないことが分かるだけでも気持ちが楽になります。
認知症サポーターのオレンジリング画像
認知症サポーター養成講座を終了するとオレンジリングを無料でもらえます。
↓オレンジリングの画像
このオレンジリングは認知症サポーターとしての目印になります。
オレンジリングの意味は認知症サポーターとして認められたということと、これをつけることで認知症の人を私は応援していますよという意思表示の意味があります。
このオレンジリングをもらったからといって、常にはめて何かしましょうということではありません。
買い物や外へでかけた時に認知症で困っている人を見かけたら、このオレンジリングを腕につけて声をかけてあげましょうということなのです。
日本だけでなく世界中で認知症サポーターとして認められていくようにとの思いを込めて作られたオレンジリング。
認知症で困っている人に、もっともっと知ってもらいたいですね。
以上、今回は
- 認知症サポーター養成講座とは何か
- 資料や内容とオレンジリング画像
について紹介しました。
認知症サポーター養成講座は誰でも受講できて誰でもなることができます。
オレンジリングをつけている人を見かけたら認知症サポーター養成講座を受講した人ということなので、もし認知症のことで困ったことがあったら相談にのってもらうと良いかもしれません。
最後までお読み頂いてありがとうございました。
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