ドクターイエローの次の走行予想と時刻|検測の種類と運転日の読み方

ドクターイエローの次の走行予想と時刻|検測の種類と運転日の読み方 生活

結論:次に会えるのは月末の回送日とその後の検測日。まず全体像を確認

ドクターイエローの次の走行予想で押さえたいのは、10月25日・26日ののぞみ検測が今月の最終回だったことです。その次に動きが見込まれるのが、29日(木)〜31日(土)の回送の動きです。

検測日そのものは次の月に入ってから改めて予想が出てきます。月が替わったら、新しい月の予想一覧を確認してください。

この記事では、10月の予想日程、のぞみ検測の時間帯と通る駅、こだま検測との違い、運転日の読み方を順に整理します。初めて探す方でも、日程と時間帯を自分で決められるように書いています。

先に、この記事の使い方を3つの場面に分けて示します。自分がどれに近いかを選んで、読む順番を決めてください。

  • 今週末に見に行きたい方:次の章の「29日〜31日の回送」を読み、そのあと「見に行く時間帯」の章で、当日の確認方法を押さえる
  • 来月以降の遠征を考えている方:「運転日の法則性」の章で、2日連続・月3往復という基本パターンをつかむ
  • 地元の駅で見たい方:「こだま検測」の章で、自分の最寄り駅に停まる検測かどうかを確かめる

ドクターイエローは、運転日も時刻も公表されません。だからこそ、「何を根拠に、どこまで絞り込めるか」を知っておくと、無駄な待ち時間をかなり減らせます。

10月の走行予想一覧(こだま検測・のぞみ検測・イベント回送)

10月に示されている予想を、種類ごとにまとめました。上り・下りはどちらも東京を基準にしています。

種類 下り(東京→博多) 上り(博多→東京)
こだま検測 4日(日) 5日(月)
のぞみ検測① 7日(水) 8日(水)
のぞみ検測② 16日(金) 17日(土)
のぞみ検測③ 25日(日) 26日(月)
イベント・回送 9日(東京→博多)、29日(木)、30日(金) 13日(博多→新大阪)、31日(土)
展示 11日(日)新幹線ふれあいデー展示

10月はこだま検測から始まり、のぞみ検測が3往復あります。そこにイベント関連の走行や展示が加わる、にぎやかな月でした。

月初のこだま検測は、のぞみ検測では停車しない駅にも停まる点が特徴です。詳しくは後半の章で説明します。

表を読むときのコツは、「種類」の列を最初に見ることです。同じ日付でも、検測なのか、イベントに関わる走行なのか、回送なのかで、停まる駅も時刻の読みやすさも変わります。日付だけを見て出かけると、見たい駅を通らない日に当たることがあります。

10月の動きを時系列で並べると、次のようになります。

  1. 4日・5日:こだま検測(東海道・山陽の各駅に停車)
  2. 7日・8日:のぞみ検測①
  3. 9日:東京→博多の体験乗車ツアーに関わる走行(鳥飼入庫なしの直通と予想)
  4. 11日:新幹線ふれあいデーでの展示
  5. 13日:博多→新大阪の体験乗車ツアーに関わる走行(鳥飼入庫ありと予想)
  6. 16日・17日:のぞみ検測②
  7. 25日・26日:のぞみ検測③
  8. 29日〜31日:回送の動き(30日は新大阪→新岩国、新岩国→岡山)

検測は月に3往復が基本ですが、10月はこの3往復に加えて、イベント関連の走行が重なっています。月全体を見渡すと、検測の日と、それ以外の日の性格がはっきり分かれていることが分かります。

▶ 動画で確認:JR西日本公式のドクターイエロー映像

権利元のJR西日本が公式チャンネルで公開した、ドクターイエローT3の輸送プロジェクトの映像です。予想一覧で扱う車両そのものの姿を見せるため、この節に置きます。

出典:JR西日本公式チャンネル「【<公式>JR西日本】ドクターイエローT3 輸送プロジェクト」(YouTube・約10分)

運転日は非公表。示されている日程はあくまで予想

ドクターイエローの運転日や運転時刻は、JRから正式に発表されません。鉄道会社へ問い合わせても、運転日についての回答は得られないと言われています。

そのため、ここに載せた日付や時刻はすべて、過去の運転データやこれまでの傾向から立てた予想です。予想は変更になることがあるので、出かける前に最新の更新を確認してください。

ただし、まったく当てずっぽうというわけではありません。のぞみ検測は、臨時のぞみに近い時刻で運転される傾向があります。過去の積み重ねがあるので、時間帯はかなり絞り込めます。

予想の土台になっているのは、過去10年分ほどの運転データです。2012年3月以降の運転時刻と、2014年3月15日以降ののぞみ検測263回分、2016年1月1日以降のこだま検測44回分の日付を並べて、傾向を調べています。データが多いほど傾向は読みやすくなりますが、これは「過去にこうだった」という記録であって、「次もそうなる」という約束ではありません。

予想を使うときの心構えを整理すると、次のとおりです。

  • 日付は「予想日」であり、運転の確定情報ではない
  • 時刻は臨時のぞみに近い形で組まれやすく、のぞみ検測では絞り込みやすい
  • イベントや体験乗車、回送は、いつもと違う時刻になる可能性がある
  • 予想が変わった場合は、更新が入るので、前日と当日に見直す
POINT 運転日は非公表で、日程も時刻も予想です。「目安として計画し、当日に最終確認する」という姿勢で臨むと失敗が少なくなります。

次回の走行予想日はいつか

今日は10月28日です。10月に予想されていたのぞみ検測は、すでに25日・26日の最終回を迎えています。これから現実的に狙えるのは、29日以降の動きです。

ここでは、終わった最終回の位置づけを確認し、そのうえで月末の動きを順番に見ます。日程を見るときは、検測なのか回送なのかを区別するのがコツです。

「次はいつ走るのか」という問いには、2段階で答えると分かりやすくなります。1段階目は、今月の残りの動き(29日〜31日の回送)です。2段階目は、来月に入ってから出る新しい予想日程です。この2つを分けて考えると、計画が立てやすくなります。

▶ 動画で確認:完全引退とラストランの発表

JR西日本が2027年1月に検測運転を終えると発表した場面を、中京テレビが伝えた報道です。次に会える機会を考える際、残された期間が限られている点を補う目的でこの節に置きます。

出典:中京テレビNEWS「ドクターイエロー完全引退へ ラストランは2027年1月 次の”新幹線のお医者さん”は客が乗る「ドクターS」」(YouTube・約5分)

のぞみ検測の下り・上りの最終回(25日・26日)の位置づけ

のぞみ検測は、下り(東京→博多)と上り(博多→東京)をセットにして、2日続けて走る形が基本です。10月は7日・8日、16日・17日、25日・26日の3組が予想されていました。

25日(日)が下り、26日(月)が上りで、これが10月の最後の組にあたります。つまり、通常の検測としては今月の分は一巡したことになります。

のぞみ検測は月に3往復という目安があります。10月はその3往復が出そろったので、月内にもう一度のぞみ検測が走ることは、基本パターンからは考えにくいといえます。

次ののぞみ検測は、翌月の予想日程が出てから確認するのが確実です。月末の時点では、まだ日付が固まっていないことがあります。

見逃してしまった方は、次の点を意識しておくと、来月に生かせます。

  • 下りと上りの両日が予想として並ぶので、片方に都合がつかなくても、もう片方で狙える
  • 月の前半・中盤・終盤に1組ずつ入る形になりやすい
  • 予想は月末ごろに翌月分が示されることが多く、関連記事も毎月月末前後に更新されている

9月分・8月分・7月分の予想記事も、毎月の走行予想として公開されています。来月分の予想も、同じころに確認できる見通しです。

29日〜31日の回送・新大阪〜岡山間の動き

月末には、検測とは別の回送の予想が示されています。下りは29日(木)、上りは31日(土)です。

間の30日(金)には、新大阪→新岩国、新岩国→岡山という区間ごとの動きが予想されています。新大阪から岡山にかけての山陽新幹線側が、この日の注目エリアです。

この時期の更新では、30日と11月2日に回送や体験乗車ツアーに関わる走行が予想されています。ただし、イベントや体験乗車などは、いつもの検測とは違う時刻になる可能性があります。

回送は検測のように時刻がパターン化されていません。そのため、のぞみ検測ほど正確な時間帯の絞り込みは難しいと考えてください。

回送日は時刻が読みにくいので、現地で長く待つ計画は避けるのが無難です。予想の更新を見ながら、無理のない範囲で出かけるのがおすすめです。

  • 29日(木):下りの回送が予想されている
  • 30日(金):新大阪→新岩国、新岩国→岡山の動きが予想されている
  • 31日(土):上りの回送が予想されている

月末の回送を見に行くかどうか迷ったときは、次の表で自分の条件に当てはめてみてください。

あなたの状況 おすすめの動き方
31日(土)に時間がある 上りの回送が予想されている日。最新の更新を見て、通る駅と時間帯が示されていれば出かける
平日の29日・30日は難しい 無理に合わせず、来月の検測予想が出るのを待つほうが確実
新大阪〜岡山の近くに住んでいる 30日の区間ごとの動きを確認。時刻は更新を見て判断する
遠方から行く 回送は時刻が読みにくいため、検測日に合わせた遠征のほうが失敗しにくい

回送の日に出かけるときは、予想の更新を何度か見直す習慣が役立ちます。時刻が示されたら、その前後にゆとりを持って駅へ向かいましょう。時刻がまだ示されていなければ、無理に出かけず、検測日の機会を待つのが賢明です。

▶ 動画で確認:検測中の車両に乗れる体験イベント

博多から新大阪まで、検測中のドクターイエローに乗車できるイベントをMBSニュースが取材した報道です。回送や体験乗車ツアーに関わる走行が検測と別物である点の参考として、この節に置きます。

出典:MBS NEWS「【ドクターイエロー】限定4組55万円!引退を前に乗車できるイベント」(YouTube・約2分)

のぞみ検測の運転時刻と見に行く時間帯

のぞみ検測の運転時刻と見に行く時間帯

のぞみ検測は、のぞみが停まる駅に停まりながら、主本線の軌道や架線を調べる検測です。運転時刻は、臨時のぞみに近い形で組まれるため、時間帯はかなり読みやすいのが特徴です。

ここでは、過去の運転データから見える時刻の目安を、下りと上りに分けて示します。表の時刻は「頃」の目安で、日によって前後します。

運転時刻が読みやすい理由は、既存の臨時のぞみの時刻に沿って走ると考えられているからです。東京→新大阪間はのぞみ337号、新大阪→広島間はのぞみ185号の概ね5分後、博多→新大阪間はのぞみ168号、新大阪→東京間はのぞみ388号と、おおむね同じ運転時刻になります。この対応を知っていると、時刻の再現がしやすくなります。

全体の流れは、次のとおりです。

  1. 1日目(下り):昼前に東京を出て、午後に新大阪へ。いったん車両基地に入り、夕方に再出発して夜に博多へ
  2. 2日目(上り):午前に博多を出て、昼過ぎに新大阪へ。いったん車両基地に入り、15時台に再出発して夕方に東京へ

どちらの日も、新大阪で一度車両基地に入る点が共通しています。この時間は駅で見られないので、時間帯の選び方が重要になります。

1日目の下り(東京→博多):昼前に東京を出て午後に新大阪、夜に博多へ

下りの1日目は、昼前の東京出発から始まります。東京駅で車庫から出てきて、11時30分頃にホームへ入り、11時40分過ぎに出発する流れが目安です。

午後は東海道新幹線を西へ進みます。新大阪には14時過ぎに到着し、いったん車両基地へ入ります。そして夕方、新大阪を16時50分ごろに出発し、山陽新幹線へ進みます。

駅 時刻の目安 扱い
東京 11:42頃発 停車(出区)
品川 11:48頃着・11:49頃発 停車
新横浜 11:59頃着・12:00頃発 停車
名古屋 13:25頃着・13:26頃発 停車
京都 14:01頃着・14:02頃発 停車
新大阪 14:15頃着、16:50頃発 停車(いったん入区)
新神戸 17:02頃着・17:03頃発 停車
岡山 17:35頃着・17:36頃発 停車
広島 18:16頃着・18:17頃発 停車
新山口 18:47頃着・18:48頃発 停車
小倉 19:06頃着・19:07頃発 停車
博多 19:24頃着 停車(入区)

東京側で見たい方は、昼前の時間帯が中心になります。関西で見たい方は、夕方の新大阪出発以降が狙い目です。

なお、新大阪に入ってから再出発するまでの間は、車両基地にいるため駅では見られません。この間に駅で待っても会えないので注意してください。

停車しない駅での通過時刻の目安も、あわせて載せておきます。通過駅で撮影や観察をしたい方の参考にしてください。

区間 通過駅と時刻の目安
東海道(東京〜名古屋) 小田原12:14頃、熱海12:19頃、三島12:25頃、新富士12:32頃、静岡12:38頃、掛川12:48頃、浜松12:54頃、豊橋13:03頃、三河安城13:15頃
東海道(名古屋〜新大阪) 岐阜羽島13:33頃、米原13:42頃
山陽(新大阪〜広島) 西明石17:08頃、姫路17:17頃、相生17:23頃、新倉敷17:45頃、福山17:52頃、新尾道17:56頃、三原18:00頃、東広島18:07頃
山陽(広島〜博多) 新岩国18:27頃、徳山18:39頃、厚狭18:55頃、新下関19:00頃

通過駅の時刻は「頃」としているとおり、停車駅よりも幅があります。通過駅で見る場合は、予想時刻の少なくとも10分ほど前にホームへ出ておくと、安心して待てます。

また、下りでは途中で追い越される列車もあります。新富士付近ではこだま721号、豊橋付近ではこだま719号、岐阜羽島付近ではひかり641号、姫路付近ではこだま863号(500系)、厚狭付近ではこだま859号(700系Railstar編成)に追い越されると予想されています。ドクターイエローと一緒に、ほかの新幹線が並ぶ場面を狙えるかもしれません。

2日目の上り(博多→東京):午前に博多を出て夕方に東京へ

上りの2日目は、午前中に博多を出発します。予想には少し幅があり、博多の出発は10時20分頃から40分頃の間とされています。

山陽新幹線を東へ進み、新大阪には昼過ぎに到着します。いったん車両基地へ入ったあと、15時台に再出発して東海道新幹線へ入ります。

東京への到着は、17時50分頃から18時過ぎの間が目安です。1日の締めくくりは夕方の東京駅になります。

駅 時刻の目安
博多 10:20〜10:40頃に発
小倉 10:40〜11:00頃
広島 11:28〜11:46頃
岡山 12:09〜12:29頃
新神戸 12:42〜13:02頃
新大阪 12:56〜13:15頃に着(いったん入区)、15:20〜15:30頃に再出発
京都 15:35〜15:44頃
名古屋 16:13〜16:21頃
新横浜 17:33〜17:45頃
品川 17:46〜17:56頃
東京 17:54〜18:03頃に着

予想ごとに時刻に差があるため、表では幅で示しています。

上りも、通過駅を通る時刻の目安があります。新下関10:46頃、厚狭10:50頃、徳山11:06頃、新岩国11:17頃、東広島11:39頃、三原11:43頃、新尾道11:46頃、福山11:51頃、新倉敷12:00頃、相生12:23頃、姫路12:30頃、西明石12:36頃が山陽区間です。東海道区間では、米原16:02頃、岐阜羽島16:11頃、三河安城16:30頃、豊橋16:39頃、浜松16:47頃、掛川16:55頃、静岡17:06頃、新富士17:14頃、三島17:21頃、熱海17:26頃、小田原17:31頃が目安です。

上りでも、追い越しが予想される列車があります。厚狭付近でこだま848号、新尾道付近でこだま846号、岐阜羽島付近でひかり656号、豊橋付近でこだま736号、三島付近でこだま734号に追い越されると予想されています。

見に行く時間帯を決めるときは、次の2点を考えると選びやすくなります。

  • 午前に見たい:博多・小倉・新山口・広島・岡山など、西日本側の停車駅
  • 夕方に見たい:京都・名古屋・新横浜・品川・東京など、東日本側の停車駅

1日の中で時間帯が大きく広がるので、仕事や学校の予定がある方は、自分の動ける時間帯に近い停車駅を選ぶと無理がありません。

通過駅と停車駅の違い、ホームの見分け方

のぞみ検測では、停車する駅と通過する駅がはっきり分かれます。停車駅は、ホームでゆっくり見たり撮影したりしやすい場所です。通過駅では、高速のまま一瞬で過ぎていきます。

下りでも上りでも、停車が予想される主な駅は、東京・品川・新横浜・名古屋・京都・新大阪・新神戸・岡山・広島・小倉・博多です。新山口は、停車と予想される場合と通過と予想される場合があります。

小田原、熱海、三島、静岡、浜松、豊橋、米原、岐阜羽島などは通過の予想です。通過する駅では、のぞみやこだまに追い越されながら走る場面もあります。

東海道新幹線内で停車するときは、16両編成のホーム位置を基準に止まります。下りなら1号車〜7号車あたり、上りなら10号車〜16号車あたりの位置です。写真を撮りたい方は、この位置を目安に立ち位置を選んでください。

ホームの番号は、日によって変わります。予想では、博多14番線、広島14番線、岡山23番線、名古屋14番線などの例が挙がっていますが、固定ではありません。ホームは運転日ごとに異なるため、当日に駅の案内で確認してください。

ホームが変わるのは、東京や新大阪、博多のように線路が多い駅で、一定の期間内にすべての線路に入る必要があるためと考えられています。参考として、上りの予想に出ているホーム番号の例を挙げます。

駅 ホーム番号の例(上り)
博多 14番線
小倉 13番線
広島 14番線
岡山 23番線
新神戸 12番線
新大阪 24番線(昼過ぎの到着)、27番線(15時台の再出発)
京都 12番線
名古屋 14番線
新横浜 2番線
品川 21番線
東京 19番線

この表は一例であり、翌月以降は別のホームになる可能性があります。ホームを調べる一番確実な方法は、運転日に駅で回送列車の発車ホームを確認することです。駅の電光掲示や、ホームの案内放送、駅員さんへの確認など、その日の情報を集めましょう。

なお、同じ新大阪でも、昼過ぎの到着と15時台の再出発でホームが異なる例があります。到着ホームと発車ホームは別だと考えて動くと、見逃しを防げます。

時刻が1〜2時間ずれることがある点と当日の確認方法

のぞみ検測の時刻は比較的正確に読めますが、ずれることもあります。車両側の都合で、予定より1時間、あるいは2時間遅れて走る場合があります。

過去のデータでは、1時間遅れは10%程度、2時間遅れは2%程度とされています。つまり、多くの日は予想どおりに近い時刻で走りますが、ずれる可能性はゼロではありません。

ずれに備えるために、次の手順で動くと安心です。

  1. 前日に、最新の走行予想の更新を確認する
  2. 当日の朝に、もう一度更新を確認する
  3. 駅に着いたら、回送列車の発車ホームを駅の案内や掲示で確認する
  4. 予想時刻を過ぎても、前後1〜2時間は余裕を見て待つ

停車駅で待つ場合は、予想時刻の前後に時間の余裕を持たせることが大切です。遠くから出かけるときは、帰りの予定にも余裕を残しておきましょう。

ずれる日があることを前提にした、よくある失敗と避け方も整理しておきます。

よくある失敗 避け方
新大阪の入区中に駅で待ってしまった 車両基地にいる時間帯は見られないと理解し、再出発の時刻を狙う
ホームを決め打ちして、別のホームに来た 当日に駅の案内で、発車ホームを確認する
1時間遅れで走ったのに、予想時刻だけで帰ってしまった 前後1〜2時間は余裕を見て待つ
帰りの電車の時刻が詰まっていた 帰路に余裕を持ち、遅れた日でも間に合う計画にする
POINT のぞみ検測は臨時のぞみに近い時刻で走り、時間帯は読みやすいです。ただしずれる日もあるため、ホームは当日に駅で確認してください。

こだま検測の走行予想とのぞみ検測との違い

こだま検測の走行予想とのぞみ検測との違い

ドクターイエローの検測には、のぞみ検測のほかにこだま検測があります。名前のとおり、こだまのように各駅に停まりながら走る検測です。

のぞみ検測の時刻を見て出かけたのに、見たい駅を通らなかった、という行き違いを防ぐために、両者の違いを知っておくと役立ちます。

「のぞみ以外の走行日も確認したい」という方にとって、こだま検測は見逃せない機会です。のぞみ検測は主要な駅が中心ですが、こだま検測は普段は通過される駅にも姿を見せます。ここでは、その仕組みと回数の目安を説明します。

こだま検測は各駅に停車して副本線を検測する

のぞみ検測では、途中の駅を本線(通過線)で通ります。そのため、こだまのように駅に停まる列車が使う副本線は、のぞみ検測では調べられません。

この部分を補うために行われるのが、こだま検測です。のぞみが通過する駅付近の線路も調べるのが目的で、東海道・山陽新幹線の各駅に停車します。

のぞみ検測では停まらない駅にも停車するため、普段は出会えない駅で見られる点が大きな違いです。地元の小さな駅で見たい方にとって、狙い目の検測といえます。

項目 のぞみ検測 こだま検測
停車駅 のぞみが停まる駅が中心 東海道・山陽の各駅
検測する線路 主本線の軌道や架線 副本線を含む駅付近
年間の回数の目安 月3往復(年36往復) 年8往復
運転の形 下り・上りの2日連続 下り・上りの2日連続

各駅に停車するぶん、こだま検測の通過時刻はのぞみ検測より長い時間帯にわたります。時刻の予想も、駅ごとに別に出されます。

10月のこだま検測についても、下りと上りの各駅時刻予想がそれぞれ公開されました。のぞみ検測のような臨時列車に沿った決まった時刻とは別に、駅ごとの時刻をその都度確認するのが基本です。

こだま検測の日に出かけるときの手順は、次のとおりです。

  1. 予想の一覧で、日付が「こだま検測」になっているかを確かめる
  2. 下り(東京→博多)か上り(博多→東京)かを決める
  3. 自分の最寄り駅が、各駅停車の対象に入っているかを確認する
  4. その駅の時刻予想を探し、前後の余裕を見て駅へ向かう
  5. 当日は、ホームの案内と最新の予想の更新を確認する

のぞみ検測では通過してしまう駅でも、こだま検測なら停車して、ゆっくり眺められる場合があります。その駅を毎日利用している方は、普段の生活の延長で出会える貴重な機会になります。

年間の回数の目安と、10月に実施された日

こだま検測は、年に8往復ほどしか運転されません。のぞみ検測が月3往復であるのに対して、回数はずっと少ないです。

10月のこだま検測は、月の初めの4日(日)が下り、5日(月)が上りという予想でした。これは10月の最初の動きで、すでに終わっています。

回数が少ないぶん、こだま検測は日程を押さえにくく、見られたときの満足感も大きくなります。次の予定は、翌月以降の走行予想で確認してください。

なお、こだま検測かのぞみ検測かで、見られる駅が大きく変わります。自分の最寄り駅が停車駅になるのは、こだま検測の日という場合も多いでしょう。予想の一覧では、検測の種類もあわせて見る習慣をつけると便利です。

年間の回数を数字で比べると、違いがよく分かります。のぞみ検測は年36往復、こだま検測は年8往復で、合わせて44往復です。だからこそ、こだま検測の予想は見落とさないようにしたいところです。

月ごとの予想記事は毎月公開されています。気になる方は、過去の予想を並べて確認してみてください。

運転日の法則性:自分で予想するための考え方

運転日の法則性:自分で予想するための考え方

運転日は非公表ですが、過去の運転データを並べると、いくつかの傾向が見えてきます。傾向を知っておくと、予想の更新を待たなくても、おおよその見当をつけられます。

ここでは、基本パターン、曜日と間隔と日付の見方、そして計画の立て方の順に説明します。あくまで傾向であり、必ずそうなるわけではない点も、あわせて覚えておいてください。

法則性を調べるときの考え方は、「複数の切り口で見て、共通点を探す」ことです。ひとつの切り口だけでは偶然の一致かもしれませんが、複数の切り口で同じ傾向が出れば、信頼度が上がります。

月3往復・2日連続(下り→上り)という基本パターン

のぞみ検測の基本は、月に3往復です。年に直すと36往復になります。

1往復は2日で成り立ちます。1日目に東京から博多へ向かい、2日目に博多から東京へ戻ります。ドクターイエローは1日に半往復しかしないので、同じ日に同じ場所へ戻ってくることはありません。

10月のようすを見ると、7日と8日、16日と17日、25日と26日が、それぞれ下りと上りの組でした。月内で3組そろっているので、基本パターンどおりです。

この「2日連続」を知っているだけでも、役立ちます。どちらか1日の予想が見つかれば、もう1日はその翌日だと考えられるからです。

旅客列車ののぞみには、1日に東京〜博多間を1往復半する列車もあります。それに対して、ドクターイエローは、東京→博多の運転で1日、博多→東京の運転で1日と、1往復に2日かけます。この点が、旅客列車との大きな違いです。

基本パターンの使い方を、例で確認します。

  • 下りの日が分かる:翌日が上りの日と考えられる
  • 上りの日だけ分かる:前日が下りの日と考えられる
  • 月の予想が3組そろっている:その月ののぞみ検測は、基本パターンどおり一巡したと考えられる

曜日・間隔・日付の下1桁から見える傾向

運転日は、曜日・間隔・日付の下1桁といった切り口で整理されています。過去の検測データを見ながら、こうした傾向を探る方法が知られています。

10月ののぞみ検測を例に、実際に当てはめてみます。下りは7日(水)、16日(金)、25日(日)で、曜日はバラバラでした。曜日だけで決まっているわけではないことが分かります。

間隔を見ると、7日から16日、16日から25日は、どちらも9日あいています。下りの日付の下1桁は7、6、5と並び、1ずつ小さくなっています。上りも8、7、6と同じ並びです。

見る切り口 10月ののぞみ検測での例
曜日 下りは水・金・日で、曜日は固定されていない
運転間隔 下りの間隔は9日、9日
日付の下1桁 下りは7、6、5、上りは8、7、6と並ぶ
連続する日 下りの翌日が上り

ここで示したのは、10月1か月分の見え方です。毎月同じ並びになるとは限りません。1か月の並びだけで次の月を断定しないでください。複数の月を見比べて、傾向を探るのがおすすめです。

自分で傾向を調べるときの手順を、段階に分けて紹介します。

  1. 月ごとの予想記事を、3か月分以上並べて日付を書き出す
  2. 下りの日と上りの日を分けて、それぞれの曜日を確認する
  3. 下りの日どうしの間隔(何日あいているか)を計算する
  4. 日付の下1桁を並べて、規則的な増減がないかを見る
  5. 見つけた傾向が複数の月で当てはまるかを確かめる

この作業は、手書きのメモや表計算ソフトでも十分にできます。ただし、ここで得られるのは「傾向」です。実際の日付は、最新の走行予想で必ず確かめましょう。

運転日は年のうち約4日に1日。確実に会うための計画の立て方

年間の運転日を数えてみましょう。のぞみ検測が年36往復、こだま検測が年8往復で、合計44往復です。1往復が2日なので、年に88日運転されます。

1年365日のうち88日なので、割合は24.1%ほどです。つまり平均すると、4日に1日は、どこかでドクターイエローが走っている計算になります。

ただし、運転日の4日に3日は走りません。さらに1日に1本しか走らないため、一度通り過ぎると、その場所へは同じ日に戻ってきません。1か所で見られるチャンスは、1日につき一度きりです。

会える確率を上げるために、次のような手順で計画を立てると安心です。

  1. 最新の走行予想で、検測の種類と日付を確認する
  2. 下りと上りのどちらで見るかを決める
  3. 最寄りの停車駅や、通る時間帯がつかみやすい駅を選ぶ
  4. 予想時刻の前後に、1〜2時間の余裕を見る
  5. 当日の朝に、予想の更新と駅のホーム案内を確認する

停車駅なら長めに見られ、通過駅なら一瞬です。じっくり見たい方や、お子さんと一緒の方は、停車駅を選ぶほうが無理がありません。

逆に、1日だけの予定で確実性を求めるなら、上りと下りの両方で見られるように、連続した2日間で予定を組む手もあります。

目的別に、おすすめの選び方を比較してみます。

目的 向いている選び方
じっくり見たい・撮影したい 停車駅を選び、停車位置(下りは1〜7号車、上りは10〜16号車あたり)を意識して立ち位置を決める
家族や子どもと一緒に楽しみたい ホームで待てる停車駅を選び、予想時刻より早めに到着する
見られる確率を上げたい 連続した2日間(下り・上り)で、2回のチャンスを用意する
地元で気軽に見たい こだま検測の日に、最寄り駅が停車駅かを確認する

「4日に1日は走っている」と聞くと簡単に思えますが、見たい場所を通る日は限られます。数字をそのまま鵜呑みにせず、自分の都合と照らし合わせて計画を立てましょう。

検測以外に見られる機会

ドクターイエローが見られるのは、検測の日だけとは限りません。イベントでの展示や、回送、試運転などで姿を見せることがあります。

検測日に都合がつかなかった方も、こうした機会を知っておくと、見られるチャンスが広がります。ここでは、走行や展示のパターンを整理します。

あわせて、ドクターイエローそのものについての基本情報も紹介します。どんな車両かを知っておくと、見られたときの楽しみが増えます。

▶ 動画で確認:後継車両ドクターSが営業運転を開始

ドクターイエローの役割を引き継ぐドクターSが、10月26日に東京駅から営業運転を始めた様子を日テレ鉄道部が伝えています。検測以外に見られる車両や基本情報を紹介する節として、後継の存在を補います。

出典:日テレ鉄道部「【ドクターS】東海道・山陽新幹線でデビュー!「ドクターイエロー」の役割を引き継ぐ「ドクターS」」(YouTube・約3分)

イベント展示・回送・試運転などの走行

10月は、イベント関連の予想が数多くありました。9日(東京→博多)と13日(博多→新大阪)には、体験乗車ツアーに関わる走行が予想されていました。また、11日(日)には新幹線ふれあいデーでの展示が予想されていました。

体験乗車ツアーなどの日は、車両基地に入るかどうかで動きが変わります。9日は直通、13日は鳥飼に入る形と予想されていました。いつもの検測とは違う時刻になる可能性があるので、予想の更新を見て判断してください。

月末の29日〜31日の回送も、検測以外の機会のひとつです。新大阪から岡山にかけての動きは、通常の検測とは違うので、時刻の読み方も変わってきます。

このほか、ドクターイエロー自体の性能を確認する試運転や、定期点検のため浜松工場へ向かう回送もあります。浜松工場への出入りは、2編成を合わせても平均9か月に1度ほどです。踏切を走る姿が見られるのは、このときだけで、大変貴重な機会です。

浜松工場での定期点検は、台車検査と全般検査の際に行われるようです。両者合わせて1年6か月以内に行う必要があるため、2編成ある車両が浜松工場へ出入りするのは、平均で9か月に1度という計算になります。

さらに、1〜2年に1回ほど、検測中の車両と、試運転や回送中の車両がすれ違うことがあります。こうした機会は予想が難しいため、出会えたらとても珍しいできごとです。

  • 検測日:のぞみ検測、こだま検測(運転日は予想で確認)
  • イベント日:展示や体験乗車ツアーに関わる走行(時刻はいつもと違う可能性)
  • 回送・試運転:時刻が読みにくいので、予想の更新を頼りにする

ここからは、ドクターイエローについて知っておきたい基本を紹介します。

ドクターイエローは愛称で、正式には新幹線電気軌道総合試験車と呼ばれます。東海道新幹線と山陽新幹線を走る事業用車で、乗客が乗る旅客列車を安全に運転するために、保守・点検の目的で走ります。そのため、一般の乗客が乗ることはできません。愛称の由来は、白い旅客列車と違って黄色に塗られていること、線路や架線の状態を医者のように診ていると例えられたことからとされています。

現在走っているのは923形で、700系新幹線をベースに造られており、270km/hでの運転が可能です。編成は旅客列車に多い16両ではなく、7両です。各車両には、次のような設備があります。

号車 設備
1号車 電気計測室
2号車 高圧室(電気計測室で取得したデータをまとめるための部屋)
3号車 観測ドーム
4号車 軌道検測室
5号車 観測ドーム
6号車 資材搬入スペース
7号車 添乗員室

現在の車両は3代目にあたります。初代の922形0番台は1964年から1974年まで、2代目の922系100番台は0系新幹線をモデルに造られて1974年から2005年まで走りました。現在の923形は2000年から検測しています。

仲間の車両もあります。926形East-iは、東北・上越・北陸・北海道・山形・秋田の各新幹線を検測する事業用車で、開業前にレールがつながっているかを確認するために低速で試運転することもあります。九州新幹線には専用の事業用車がなく、代わりに800系新幹線が一部の運転日に、旅客列車として運転しながら検測装置を載せて検測しています。

ドクターイエローを見ると幸せになれるという都市伝説もあります。幸せを意味する黄色をまとっていること、毎日は走らないこと、運転時刻が公表されないことが背景にあるようです。見られた日の楽しみを増やす小話として、覚えておくとよいでしょう。

POINT 検測日だけでなく、展示や回送も見られる機会です。ただし時刻はいつもと違う場合があるため、最新の走行予想を見て判断してください。

まずは今月末の29日〜31日の動きを確認し、そのあとは来月の予想日程が出るのを待ちましょう。この記事の考え方があれば、日程と時間帯の見当をつけやすくなります。ぜひ、無理のない計画で、ドクターイエローに会いに出かけてみてください。

▶ 動画で確認:引退前の体験ツアーに密着

東京駅から博多駅まで走る乗車体験ツアーに、メ〜テレが密着した報道です。観測ドームなど車内の様子も映り、イベント関連の走行を扱うこの節の裏づけになります。

出典:メ〜テレニュース「【独占取材】見ると幸せ「ドクターイエロー」に乗る幸せ ファン垂涎「完全引退前体験ツアー」に密着」(YouTube・約6分)

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