乗り物酔い(車酔い)の原因と対策!治す方法(治し方)は?薬?ツボ?
乗り物酔い(車酔い)の原因と対策!治す方法(治し方)は?薬?ツボ?
私は小さい頃重度の乗り物酔いでした。
バスで遠足に行くときなんか最悪で、すごく気持ち悪くなってしまうので皆がわいわい楽しんでいる中、私の席はいつも先生の隣。
オエオエ言いながら吐きそうになるので、バスの中では常時ゴミ袋を持っていました。
乗り物酔いに無縁の人からしたら、どうして車に乗ると気持ち悪くなるのか全くわからない、と不思議に感じるかもしれません。
そこで今回はつら~い乗り物酔い(車酔い)の原因と対策、そして薬やツボ押しを使った治す方法(治し方)はについて紹介します。
- 乗り物酔い(車酔い)の原因は?
- 乗り物酔い(車酔い)の対策方法
- 乗り物酔い(車酔い)を治す方法(治し方)は?薬?ツボ?
乗り物酔い(車酔い)の原因は?
乗り物酔いの原因は三半規管にあります。
三半規管とは、耳の奥底にある小さな器官で、かたつむりの殻の形に似ている蝸牛(かぎゅう)と呼ばれる器官と、蝸牛に続いているカーブになっているチューブの部分をまとまりのことです。
この絵の青色の部分ですね。
小さい器官ですが、実は人間の平衡感覚をコントロールする大事な場所なのです。
この三半規管が弱いと乗り物酔いの状態を作りやすくなってしまいます。
では、乗り物酔いの原因を順番に説明していきますね。
まず乗り物と言えば、揺れや加速、減速などがあります。この乗り物の揺れや加速減速が三半規管を刺激します。
それに加えて周りの景色を見ることでの視覚からうける刺激、体の筋肉が感じる知覚刺激で、三半規管でうまくバランスがとれなくなり混乱を生じてしまうので乗り物酔いがおこってしまうのです。
いつも乗り物酔いになりやすいという人はこの三半規管が大きな原因になっています。
しかし、普段は乗り物に乗っても酔わないのに、なぜか乗り物酔いをしてしまったという人もいることでしょう。
それは次のような原因が考えられます。
例えば、不安を感じやすい人、思い込みの激しい人です。
自分は乗り物酔いをしやすいと思い込んでいる人、または車酔いをしている人を見て自分も不安を感じてしまう人は乗り物酔いをしやすくなってしまいます。
また過労や睡眠不足の人も体が疲れきっているので、バランスが取りにくく乗り物酔いをしやすくなってしまいます。
乗り物酔い(車酔い)の対策方法
では次に、乗り物酔いの対策方法を4つ紹介します。
まず1つ目の乗り物酔いの対策方法は、食べ物や飲み物を利用する方法です。
飴やチョコレートは血糖値が上がって脳が覚醒し乗り物酔いがおこりにくいです。
梅干しは酸っぱいので大量の唾液がでますね。
こうして唾液を出すことで三半規管のバランスが整い、酸味がむかつきを抑えてくれるようになります。
あまり知られていないのは唐辛子ではないでしょうか?
唐辛子に含まれるカプサイシンが乗り物酔いを抑える効果があるそうですよ。
これはテレビ番組「嵐にしやがれ」で乗り物酔い対策の実験をした結果、70%も乗り物酔いを防いだと感じたそうです。
70%は高い数値ですよね!
そして2つ目の乗り物酔いの対策方法は、サングラスをかけることです。
光を感じると刺激になってしまうので、酔う前にサングラスをかけると刺激が抑えられて酔いにくくなります。
そして3つ目の乗り物酔いの対策方法は、氷をなめることです。
これは「嵐にしやがれ」やNHKの「アサイチ」でも紹介されていました。
氷をなめることは脊椎を冷やして刺激を与えます。この刺激が交感神経と副交感神経のバランスを整えてくれるんですって。
そして4つ目の乗り物酔いの対策方法は、気分を紛らわすことです。
乗り物酔いをしてしまう人は「酔ったらどうしよう。。。」と不安に感じて気にしている人が多いことでしょう。
私もそうでした。
乗る前から不安でドキドキし前日なんか夜も眠れません。
しかしこの不安や思い込みが一層乗り物酔いになりやすい体をつくってしまいます。
乗り物に乗る前はあまり考えずに過ごし、乗り物に乗ったら一緒に乗っている人と会話をしたり音楽を聞いたりして乗り物酔いのことをなるべく忘れるようにしましょう。
乗り物酔い(車酔い)を治す方法(治し方)は?薬?ツボ?
色々対策をとってもどうしても乗り物酔いをしてしまう人は絶対にいるはず。
もし乗り物に酔ってしまったらどうしたら良いか、治す方法を紹介します。
乗り物酔いを治す方法はまずは薬です。
薬は抗ヒスタミンが入っている薬がおすすめです。
抗ヒスタミンは自律神経の興奮作用を抑える働きがあるので乗り物酔いをしてしまっても服用するとすぐに症状を落ち着かせることができます。
乗り物酔いの薬はアネロンや子供も飲みやすいトラベルミンなんかがあります。
ドラッグストアやインターネットでも購入可能です。
また、漢方薬もお勧めです。漢方は緊張や不安を和らげたり、ホルモンの働きを高めてくれたり、血の巡りを良くしてくれたりします。
漢方薬は市販薬と違って専門性の高い薬なので、漢方専門店などに行って、「乗り物酔いを防ぎたい」伝えて処方してもらうことが一番確実です。
そして、薬は効果が出てくるまで30分以上かかる場合もあるので、必ず乗り物に乗る前に飲んでおくようにしましょう。
そして2つ目の乗り物酔いを治す方法、ツボ押しです。
親指やボールペンなどでそれぞれのツボを10回程度押すと良いですよ。
まずは手心と神門です。
天心は手のひらに中心にあるツボですね。
そして神門は手首の小指側にあるツボになります。
乗り物酔いのツボは手だけでなく足にもあります。
三陰交はくるぶしの内側から指4本分上にあるツボです。
最後は天注というツボです。
うなじの真ん中部分の髪の生え際から指1本分上にあるくぼみを見つけてください。
ぐいぐい強く押すのではなく心地よい強さで各ツボを10回程度押すのです。
以上、今回は
- 乗り物酔い(車酔い)の原因は?
- 乗り物酔い(車酔い)の対策方法
- 乗り物酔い(車酔い)を治す方法(治し方)は?薬?ツボ?
について紹介しました。
乗り物酔いはさまざまなことが重なっておこります。
私の場合は、なぜか大人になってから乗り物酔いが治ったので思い込みもあったのかもしれません。
色々な対処法で少しでも乗り物酔いが治りますように。
最後までお読み頂いてありがとうございました。
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