認知症予防に良い食事!厚生労働省は?えごま油・酢・チョコなど
認知症予防に良い食事!厚生労働省は?えごま油・酢・チョコなど
認知症は誰にどのタイミングで発症するかなんて分かりません。
どんなに健康な人でも、どんなに頭が良い人でも悲しいことに認知症になってしまう可能性はあります。
穏やかだった人が暴れたり、よだれを垂らしたり、寝たきりになったり徘徊したり。
本当に本人も辛い思いをしますが、見ている家族も辛いです。
認知症を予防できる方法があったら良いな~と思いませんか?
実際に私は介護をしていて、認知症を予防できたらどれだけ良かったかと思います。
そこで今回は、認知症予防に良い食事は何か、厚生労働省は何て言っているかを紹介します。
また、えごま油、酢、チョコなどが認知症予防に良い食事としても注目されていますので、食事での予防に関しても紹介します。
- 認知症に良い食事
- 厚生労働省はどう見ている?
- えごま油・酢・チョコも認知症に良い?
認知症に良い食事
まずは認知症に良い食事を紹介します。
代表的なものは和食とカレーです。
和食を思い出してみてください。
和食は野菜や魚が中心の食事になっていますよね。
これが認知症にとっても良いんです。
例えば、魚料理には脳に良いといわれているDHAやEPAという成分が多く含まれています。
特に鯖やいわしの青色の魚、マグロ、うなぎや鮭などに多く含まれています。
また、野菜には人の体を錆びさせたり劣化させる酸化を防ぐ抗酸化作用が入っています。
そして、和食といえば納豆などの大豆製品を思い浮かべる人も多いことでしょう。
納豆は脳を活性させて脳が衰えることを防ぐ働きもします。
大豆製品や乳製品も同じです。
ちょっとここに興味深いデータがあるので紹介しますね。
九州大学大学院医学研究院では1961年から福岡市の隣にある久山町という市の住民全員を対象にした認知症などの研究を行っています。
60歳~79歳までのお年寄りの人に和食や野菜、牛乳などの乳製品を中心にした食事を続けてもらった所認知症発祥リスクが基準値よりも大きく下回ったという結果がでています。
http://www.envmed.med.kyushu-u.ac.jp/research/disease02.html
このように、脳に良い栄養がたくさん含まれているのが和食なんですね。
そしてもう1つカレーですが、カレーに入っているスパイスのウコンが認知症にとっても良いと言われています。
ウコンにはクルクミンという成分が含まれているのですが、クルクミンには脳を劣化させてしまう酸化を防ぐ抗酸化作用があります。
実際、カレーが大好きでカレー発祥のインド人の人は認知症の発症率が他国より少ないそうです。
インドの認知症の発症率は、アメリカのなんと4分の1なんだそうです。
カレーが認知症予防に良いといいましたが、スーパーなどに売っているカレー粉にはウコン量がインドの人達が作るカレーよりは少ないので効果が薄いのだそうです。
ウコンの粉はインターネットやスーパー等で販売しています。
市販のカレー粉を使用する場合は、そこにウコン粉をティースプーン1~2杯程度プラスすると良いですよ。
ちなみに認知症に良いといわれている食事を画期的に分かりやすく覚える方法があります。
それは「マゴタチワヤサシイ」です。
どういうことかというと…
マは豆などの大豆製品、味噌、豆腐や納豆
ゴはゴマ
タは卵
チはチーズなどの乳製品
ワはワカメなどの海藻
ヤは野菜
サは魚
シはしいたけなどのきのこ類
イはイモ類です。
かなり覚えやすいですね。
この食べ物類を組み合わせて食べると認知症予防に効果があるようです。
認知症予防に厚生労働省はどう見ている?
認知症が増加してきている状況から、厚生労働省でも認知症について研究を重ねています。
まだまだ証拠を掴むまでいたってはいないですが、アルツハイマーや脳血管性の認知症は生活習慣や生活習慣病と関連性があるという話があがっています。
例えば、肥満や飲酒、喫煙、運動不足などを防ぐような食事が、結果的に認知症の予防に繋がっているというわけです。
肉よりも野菜や魚を多く食べたり、塩分の摂取のしすぎに気をつけることが一番の予防方法だということです。
また、食事を作ってもらうだけでなく、認知症を防ぐために自分で料理することも良いと言われています。
認知症の症状がまだ見えていない人でも、年齢の増加とともに無気力になってきたら要注意です。
無気力の人でも料理は普段の生活の中でやる気が起こりやすく、興味を持ちやすいテーマであると厚生労働省は言っています。
家族皆で料理をしても良いですし、料理教室に参加しても認知症の予防になりそうですね。
認知症予防に良い食事はえごま油・酢・チョコ?
2015年に放送された「林修の今でしょ!講座」では、認知症予防にえごま油が良いと言っていました。
どうしてえごまが良いかというとαリノレン酸が多く含まれているから。
このαリノレン酸は老化によって弱った脳の神経細胞を活発にする働きがあります。
脳の細胞は年とともにどんどん減っていき、一度減った細胞は元に戻ることはありません。
認知症にならないためには、この脳の細胞の死滅を防ぐことが重要だといわれています。
このαリノレン酸はえごま油だけでなく認知症予防に良い魚にも含まれています。
しかし魚だと半身を毎回食べなければいけず、調理するのも面倒、大変だと感じることがありますよね。
その点、えごま油なら大さじ1杯で1日に必要な摂取量を摂ることができます。
えごま油は熱に弱いので、野菜などにふりかけたりして食べると良いですよ。
そして酢も認知症予防に効果があるといわれています。
酢は直接的に効果があるわけではなく、血流を良くする働きがあるので結果的に認知症予防に繋がるだそうです。
血流が悪くなるとうまく酸素や栄養が体全体に行き渡らなくなり、物忘れや認知症を引き起こしてしまうのです。
酢の摂取量の目安としては、1日に大さじ1杯です。
また、意外にもチョコレートも認知症予防に効果があるといわれています。
実はチョコレートに含まれているカカオポリフェノールにあるBDNFが記憶力や認知力を上げるといわれています。
このBDNFという成分は認知症だけでなく、うつ病や統合失調症にも効果があると言われています。
これは愛知大学の研究で、血圧の高い人にカカオ分72%の高カカオポリフェノールチョコを一定期間1日に25g食べてもらう研究をした結果です。
その結果、血圧を下げるだけでなく、記憶力などを高めるBDNF値も上昇したそうです。
http://www.meiji.co.jp/corporate/pressrelease/2015/detail/20150717_01.html
効果が実証されたのはカカオ分72%の高カカオポリフェノールチョコということです。他の%ではどうなんでしょうか?
こちらがそのカカオ分72%の高カカオポリフェノールチョコです。
以上、今回は
- 認知症予防に良い食事とは何か
- 厚生労働省ではどうか
- えごま油・酢・チョコなど
について紹介しました。
認知症はまだまだ研究が必要な病気です。
将来認知症になる人は多いというので今から予防をすると良いですので、食事や生活習慣に気をつけましょう^^
最後までお読み頂いてありがとうございました。
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