熊の別名は?哺乳類の学術的な名前もあるの?熊という漢字の由来も調べてみた!

2023年日本を騒がせた熊のニュース。
熊目撃

そういえば鹿肉は「モミジ」、イノシシの肉は「ボタン」とか別名がありますよね。

熊には別名があるのでしょうか?

また、熊には哺乳類の学術的な名前はあるのか、熊の漢字の由来も気になったので調べてみようと思います。

・熊の別名はあるの?
・熊の哺乳類の学術的な名前はあるの?
・熊という漢字の由来も調べてみた!

熊の別名はあるの?

最初に熊には別名はあるのか調べてみました。

例えば猪(イノシシ)の肉はボタン、鹿(シカ)の肉はモミジと呼ばれていますよね。
肉の名前

そんな風に熊には何か別名があるのかなと思って調べてみました。

辞書を見てみると「熊」の別名に「ベア」「立ち見客」と書いてありました。

「ベア」は「Bear」で熊を英語で言った時の言葉ですよね。

そして立ち見客とは、コンサートや劇場などで立ってみているお客さんのことですね。
立ち見客熊

「立ち見客」が何で「熊」になるのだろう?と思って気になって調べてみました。

調べてみると、語源由来辞典に立ち見客が熊と呼ばれている理由について以下のように書いてありました。

立見席の前に柵がついていて、その鉄の柵に駆け寄る人たちの姿が檻の中にいる熊の姿に似ていることが由来となっています。

 

動物の熊だけでなく、立ち見客が熊と呼ばれているのは知りませんでした。

勉強になりました。

熊の哺乳類の学術的な名前はあるの?

次に熊の哺乳類の学術的な名前はあるのか調べてみたので紹介します。

まず「学術的」の意味は「専門的な研究を学んでいること」だそうです。

調べてみたところ、熊は「哺乳類食肉目:クマ科」で、学術的な名前はクマ属の場合は「Ursus(ウルスス)」といいます。

熊のそれぞれの呼び名は以下のようになります。
コディアックヒグマ

・ヒグマ:Ursus arctos(ウルスス アルクトス)
・ホッキョクグマ:ursus maritimus(ウルスス マリティムス)

 

ヒグマやホッキョクグマなど、クマ科に分類される全てのクマは学術的には「ursus(ウルスス)」とつけて呼びます。

この「ursus」ですが、調べてみたところラテン語で熊の意味を持つそうです。

東京ズーネットの公式サイトさんもXで熊の学名について紹介していますよ。

ホッキョクグマは「urusus maritimus(ウルスス マリティムス)」。

日本語にすると海のクマ。日本語にすると意味がわかりやすいですね。

熊という漢字の由来も調べてみた!

最後に「熊」という漢字の由来も調べてみたので紹介します。

熊という漢字の由来は諸説あるようですが、どの説にも「火」が関係すると書かれています。

「熊」という漢字の部首は「烈火」と呼ばれている4つの点を使用して成り立っていますね。

↓こちらが烈火と言われる部首です。「熊」の下にもこの烈火と呼ばれている部首が使われていますね。
熊部首

こちらの「烈火」と呼ばれている部首は「火」が元になっています。

「熊」という漢字について調べていると「漢字の成り立ち博士」というサイトにたどり着きました。

漢字の成り立ち博士というサイトは、かなり漢字について詳しくわかりやすく説明しています。

その中で、熊という漢字について以下のように書いてありました。

熊の漢字の由来に諸説はあります。
・熊はパワーがあり力が強いことから、同じように力をイメージする「火」をつけて熊になった。
・火の精霊としてクマがイメージされたため「熊」になった。
・「能」は古い部首別辞典に「クマ」の象形文字とあって、火がついて黒くなった熊をイメージしている。

 

漢字の成り立ち博士はこちらです↓
漢字の成り立ち博士「熊」
https://kanjinonaritachi.com/2639.html

クマは力が強くパワーがあるイメージが、同じくパワーがある「火」と一緒になって「熊」という字になったという説があるようです。

さらに熊の漢字の由来について調べていくと、「漢字考古学の道」というサイトに面白いことが書いてありました。

漢字考古学の道によると、古代の人が書いていた「クマ」を表す字がこちら↓
熊象形文字

左側が頭や耳の形、右側にしっぽがついています。

そして時代を経て、こちらの形へと進化していったそう。
クマ漢字

熊には「能」という漢字が使われていますが、「能」は粘り強くずっと燃えているケモノの肉の脂という意味があります。

「能」という字と「火」という字を組み合わせて、脂肪ののった熊の肉の意味だったそう。

漢字もかなり奥深いですね!

以上、今回は
・熊の別名はあるの?
・熊の哺乳類の学術的な名前はあるの?
・熊という漢字の由来も調べてみた!
について紹介しました。

熊について調べてみたら勉強になることがたくさんありました。

機会があったら違う言葉を調べてみたいです。




最後までお読み頂いてありがとうございました。

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